SixTONESの「声」を聴いて。
こんにちは。桜小路いをりです。
本日、1月22日は、SixTONES、Snow Manのデビュー記念日です。
おめでとうございます!!!!!!
もう3年か……早いなあ……なんて。
この3年で、私自身にもすごくたくさん変化があって、周りの環境も変わって。
でも、色んな場面でSixTONESの音楽とエンターテインメントに支えてもらいながら、どうにかこうにか、生きて来られた気がします。
今回は、SixTONESの3rdアルバム「声」について、全体的な感想や、感じたことを綴っていく記事です。
収録楽曲についての記事は、しっかり練りたいので、また別の機会に。
ぜひゆるりとお待ちください。
そもそも、情報解禁から楽しくて仕方なかった
SixTONESの供給が多すぎて、忘却の彼方に飛んでいってしまいそうなので書いておきます。アルバム「声」の情報解禁の仕方について。
コトの発端は、SixTONESの公式ホームページの試聴音源で「メンバーの『声』が抜ける」不具合が起こったことでした。
サイトには、各メンバーの「声」の復旧状況が表示されるようになり、ありがたいことに未解禁だった「NAVIGATOR」のインストを聴くことができたり。
「なんて楽しい不具合だ!」「絶対なにかある!」と、Twitterも大盛り上がりでした。私も、発信こそしませんでしたが非常に楽しかったです。
ちなみに私は、メンバーの「声」がキラキラしたメンバーカラーのモヤになって、試聴音源から出ていく場面を連想していました。それを、SONYのスタッフさんが虫取り網みたいなもので捕獲している様子も。(森本さんの「声」は、すばしっこいんだろうな……と思った記憶があります)
(案の定、)一連の不具合は、SONYさんとSixTONESが遊び心を存分に発揮したサプライズでした。6人の「声」が揃ったとき、情報解禁されたのがアルバム「声」です。
「不具合」が起こった数日間は本当にワクワクが止まらなくて、楽しみ過ぎて眠れなかったくらいでした。
次は誰の「声」が戻ってくるんだろう、とか。
試聴音源のSixTONESの「声」は、新しい世界を見てみたかったのかな、とか。
気がつくとニヤニヤしてしまったり、今思い返してみると、あんなに心が浮き立つ情報解禁なんて、なかなかないよな……と。
遊び心いっぱい、サプライズ大好きなSixTONESにぴったりな企画でした。
そして、あれに関わったスタッフの皆さん、お疲れさまでした。大変だったと思います……。
「声」が要のアルバム
(ようやくアルバム本編の感想です。)
今回、いつもなら歌詞カードを見ずに2、3周聴いてから歌詞を確認するところ、初っ端から歌詞カードを読みながら聴きました。
それはずばり、セルフライナーノーツで「全編英詞の曲」というワードがどこにも入っていなかったからです。
いつもなら「初めて聴いたとき、どれだけ英語の歌詞が聴き取れるかチャレンジ」を自分で敢行するのですが、今回は見送りました。
もちろん、SixTONESは英語の歌詞も大切に歌っていますが、今回「全編英詞」にこだわらなかったのは、真っ直ぐに伝えたいメッセージがあるからなんじゃないかな、と思っています。
結果的に、始めから歌詞カードを目で追って聴いたのは大正解でした。
このアルバムに入っている曲、どれも「声」や「音」にまつわるワードが入っているように思います。
「ふたり」なら「名前を呼んでくれた」とか。
「わたし」なら「ありえない音がする」とか。
(これは、恋に落ちたときの胸の高鳴りかな、と推測しています。「心の声」という感じ)
「Good Lack!」なら、「Don't stop the music!」とか。
一見、「声」と関係ないような歌詞に思えても、行間を読むと、「声」というワードがぼんやり浮かんでくる。
「声」や「音」って、発したそばから消えてしまう不安定なもので、でも、それを使って楽しみ、ひとつの作品を織り上げるのが「音楽」だと思います。
「声」そのものは、何かに記録しておかなければ残らないもの。
でも、その一瞬の「声」、一人一人の「声」がどんどん重なっていけば、それは大きな「合唱」になり、誰かの「力」になるかもしれない。
そんなことを教えてくれるアルバムです。
「未来への証明」をするアルバム
「声」が持つパワーが、どれほど大きいものであるか。
このアルバムは、実際にSixTONESが自身の「声」を届けることで、それを証明する作品だと思います。
これ、まさに「未来への証明」ではないでしょうか。(「共鳴」の歌詞を引用しています。)
SixTONESは、「声」が溢れる中でジャニーズJr.時代を過ごしてきて、「声」の中でパフォーマンスをしてきたグループだと思います。
「Jungle」とか、「RAM PAM PAM」とか、歓声が入ることでパフォーマンスが完成しているとすら感じるくらいです。
そして、「声」がある中でデビューツアー「TrackONE IMPACT」を開催してすぐ、ライブでファンが「声」を出すことができない、という状況になりました。
「on eST」で「声が見えるようなライブ」を経験して、デビューしてから2回目のツアー「Feel da CITY」でも、まだ歓声は解禁されなくて。
ライブの延期、中止も各所から聞こえてきて。
暗いニュースも続いて、「これから、どうなってしまうんだろう」と不安になることもあって。
その間、私は、改めて「声」がもつ力を感じられたように思います。
なくなって初めて気づく、というのは、こういうことなのかもしれないけれど。
周りの大切な人の声すら直接聴けない世の中で、SixTONESの「声」が変わらず画面の向こう側から聴こえてくること。
6つの音色が、途切れることなく音楽を奏で続けてくれたこと。
動画を開けば、いつだってSixTONESの笑い声が聴こえて、CDを流せば、いつだってSixTONESの歌声を聴くことができたこと。
それが、すごく力になって、励ましになって、勇気になった気がします。
このアルバムは、「声」を届けられなかった時間を乗り越えたSixTONESが、「声」がもつ力を信じるSixTONESが、それを忘れかけた未来のために証明する「声の力」そのもの。
私は、そんなふうに感じています。
こんなことを、私が言うのも、おかしな話かもしれないけれど。
私は、こんな不安定な世の中で好きになったグループが、SixTONESで良かったなと思います。
これから先、何が起こるかは分からないけれど。
今、私がSixTONESを好きでいることは、これから先の人生で大切な糧になっていく。
そう確信しています。
まとめ
改めて今、SixTONESがSixTONESのまま、6人でデビューしてくれた奇跡を感じています。
SixTONESへ、これから先も、キラキラ輝く宝石のようなその姿を、陰ながら応援させてください。
そして、team SixTONESの皆さんへ、素敵な皆さんと肩を並べて「team SixTONESです」と言えることが、とてもとても嬉しいです。ぜひこれからも、その端っこに籍を置かせてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
SixTONESのオンガクが、声が、これからも響き続けますように。