桜色のオンガク月報(2023年11月)
こんにちは。桜小路いをりです。
今年も残すところ、あと1ヶ月。
今年から始めた「桜色のオンガク月報」も、2023年は、あと2回になりました。
今回も、たくさんの素敵な音楽をご紹介していきます。
ぜひ最後まで、お付き合いください。
よく聴いているCD
25時、ナイトコードで。「ザムザ/キティ」
プロジェクトセカイのユニット「25時、ナイトコードで。」(通称「ニーゴ」)の「ザムザ」と「キティ」、遂にCDでリリースされました。
特に「ザムザ」は、初めてニーゴの歌声でフル尺を聴いたとき、「こうきたか」とはっとさせられました。
「バグ」でも感じたのですが、普段は優等生を演じているせいで「嫌」と言えない朝比奈まふゆちゃんに、曲の中でだけ「いや」と歌わせるセンスが素敵すぎる。
ニーゴで奏でる音楽こそ、まふゆちゃんの心をありのままに映し、救うものというメッセージも感じます。
これから、たくさんリピートしていきたいです。
よく聴いている曲
YOASOBI 「Biri Biri」
「ポケモン スカーレット・バイオレット」1周年を記念したYOASOBIの新曲。
劇的なアップダウンはない曲であるはずなのに、聴いていると、心臓が高鳴ってドキドキワクワクする、不思議な楽曲です。
曲名の通り、ビリビリと痺れるような高揚感に溢れています。
日本語版で「Pick up Pick up」が「ピカッピカッ」という空耳になっているところといい、英語版と同時リリースするところといい、YOASOBIがもつ「遊び心」の旨味をぎゅっと凝縮したような「Biri Biri」。
絶対ライブ映えもするので、今からどんなふうに披露されるのか楽しみです。
ALI PROJECT「禁じられた遊び」
「禁じられた遊び」は、先月行われたヰ世界情緒さんの配信ライブでカバーされていて、そのとき初めて聴いた楽曲でした。
オリジナルもとても素敵で、最近たくさんリピートしています。
ゴシックな雰囲気の歌詞に、どこか壮大な厳かな曲がとても好きです。「美しい」よりも「耽美」という言葉が似合う曲。
瀟洒なお屋敷の女主人のような妖艶さと、少女のようなあどけなさを含んだ宝野アリカさんの歌声も素敵です。
また、ALI PROJECTさんは、私がプレイしている「あんさんぶるスターズ!!」の芸術派ユニット「Valkyrie」に楽曲提供もされています。
やはり、私は「これ!」と思う好きな世界観が一貫しているようです。
フラガリアメモリーズ(RED BOUQUET)「EVER RED」
サンリオ初の人型プロジェクト「フラガリアメモリーズ」。
今後、サンリオの人気キャラたちをそれぞれ「主(ロード)」とする騎士たち(通称フラガリア)の、ファンタジーストーリーが描かれていくそうです。
こちらは、それぞれ、ハローキティ、マイメロディ、ポムポムプリン、マロンクリーム、KIRIMIちゃん、ウサハナを主とする6人で成る「RED BOUQUET」の楽曲。
サンリオキャラクターを彷彿とさせる「Strawberry」「リボン」などの歌詞が入っていて、しかもビジュアルも、歌声も、めちゃめちゃ素敵。
期待値はとてつもなく高いプロジェクトだったのですが……それを軽々と上回ってくる完成度とカッコよさでした。
私もついついクリアファイルをどっさり(と言っても5人分)予約してしまうほど好きな世界観なので、引き続き追っていきたいです。
25時、ナイトコードで。「トワイライトライト」
とあさん書き下ろしの、ニーゴの新曲。
2DMVも3DMVも、どちらも優しい色彩と儚い雰囲気が素敵すぎるし、歌声も歌詞も何もかもが心に突き刺さって、じんわり沁みていきます。
個人的な感想ですが、初めて聴いたとき、私は、「これぞ『ニーゴ』」だと感じました。
それぞれのメンバーがそれぞれにとって必要不可欠で、互いの心に落ちた陰を共鳴させながら、背中を預け合っているような。
曲自体は胸がきゅっとするように切なくて、でも、そこに漂う空気感はとろとろと燃えるロウソクの灯りのように温かくて。
これからもずっと大切に聴いていきたい、大好きな曲になりました。
白石杏&青柳冬弥「夜明けと蛍」
大好きな「夜明けと蛍」が、大好きな「Vivid BAD SQUAD」のふたりの歌声で聴ける日が来るとは……。これだからプロセカは辞められません。
冬弥くんの芯の通った丁寧な歌声、優しく頼もしい杏ちゃんの歌声。
射しこむ朝陽で透明になっていく、夜の闇の蒼さを感じさせるような。そんな、包容力に溢れたカバーでした。
しかも、「伝説の夜を越える」ことを目標に結成されたビビバスのふたりが、「”夜明け”と蛍」を歌うって、めちゃくちゃ粋な計らいです。
前後の会話パートもとても好きなので、しばらくリピートします。
「炉心融解」
なぜこの曲だけ歌手名を書いていないかと言うと、オリジナルだけでなく、色んなカバー曲を反復横跳びしているからです。
お気に入りのカバーは、この3つ。順番に、「ビビバスアーカイブ」の小豆沢こはねちゃんと東雲彰人くんのカバー、ヰ世界情緒さん、藍月なくるさんの「歌ってみた」です。
私は、この曲のような「息苦しさ」を感じる楽曲こそ、すごくボカロと相性がいいなと感じます。
ボカロそのものは、「感情を込める」ということをしません。けれど、聴く側は「感情移入」をする。純粋な歌声の中に、自分の感情や思い出を吹き込んで、そのとき初めて「曲」が完成する。
私は、そんなふうに感じています。
まとめ
今月も、かなり多彩なラインナップの「桜色のオンガク月報」になりました。
12月はYOASOBIの「勇者」のCDがリリースされるし、SixTONESの新アルバム「THE VIBES」のプロモーションも大詰めになる予感。今からワクワクが止まりません。
来月は、この1年に出会ったあれこれの「まとめ」の記事も出していきたいと思います。
やり残したことを書き出して、この2023年を笑顔で終われるようにしたいです。