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自信の源は、視線を上げればいつもすぐ傍に。

1ヶ月書くチャレンジ 16日目
「あなたの1番大切な人」

色々な世界に触れて、色々な人がいると知ること。

自分が置かれている環境が、世間的にどんなものであるかを知ること。

それは、決して簡単ではありません。

私が自分の家庭環境の温かさに気づけたのは、それが当たり前ではないと分かったのは、思春期と言われる時期をようやっと折り返したくらいのときでした。

それはちょうど、家族というのはすごくプライベートな話題であることや、他人に家庭のことを尋ねることは控えたほうがいい、と言われるようになったタイミングでもありました。

(私が、個人的にそういう空気を感じただけ、あるいは私の周りが偶然そうだっただけかもしれませんが)家族についての他愛もない話をしたり、「両親と過ごす時間が好き」「尊敬している人は両親」と口に出すことが、なんとなく憚られる雰囲気があった気がします。

でも、そんな中でも、「両親に育ててもらったことに、誇りと自信をもっていい」と伝えてくれる人がいました。

それが、YOASOBIのikuraさんこと幾田りらさんです。

正義感が強いことを悪いことだとは思わなかったし、両親が育ててくれた自分に自信があった

雑誌で見つけた、幾田りらさんの言葉

読んだ瞬間にはっとしたし、りらさんの纏う、やわらかくも芯の通った雰囲気がどうやって培われたものなのか、このとき合点がいきました。

愛されて育ってきた、ということはもちろん、その愛をきちんと自覚して、それを臆することなく言葉にして表に出せて、「両親が育ててくれた自分に自信があった」と言い切れる。

それはとんでもなく強い武器ですし、見る人を惹きつけるりらさんの魅力の所以に、少し触れられた気がしました。

同時に、「自信とは自分の中から湧き上がってくるものだけではない」ということも、りらさんの言葉は教えてくれました。

努力したからとか、そういう自分主体の理由だけで自信が生まれるわけではない。

周りとの関わり、自分に向けられて注がれてきた愛情も、自信の根拠になり得るんだ、と。

りらさんの言葉に出会ってから、私はようやく自分の自信と向き合うようになりました。

私の自信の出発点は、そのときからずっと、「何を成したわけではないけれど確かに両親に愛されていること」ですし、注がれた愛情が、かけられた言葉が、全部大切な宝物です。

りらさんのおかげで、臆病にならずに胸を張ってそう言えるようになりました。

このことを思い出せる限り、記憶からこのことが抜け落ちない限り、私はずっと、自分自身に誇りと矜持をもちながら、生きていける気がします。

今回お借りした見出し画像は、「Thank you」の文字が綴られたかわいい女の子のイラストです。ちなみに、女の子の後ろに描かれているのは、ミモザの花。花言葉は「感謝」です。

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桜小路いをり
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。