SixTONES「Lifetime」が描く、真の絆
こんにちは。桜小路いをりです。
今回は、SixTONESのファーストアルバム「1ST」に収録されている「Lifetime」について、考察や私が感じたことを綴っていきたいと思います。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
「Lifetime」は、アルバム本編を締めくくる壮大なバラード曲。
出光興産のCM曲にも起用され、SixTONESの結成6周年を記念する「SixTONESスペシャル月間」ではMVも公開されました。
この曲のいちばんのポイントは、「誰に対する曲なのか」ということではないでしょうか。
恋人、家族、亡くなった大切な人、ファン、あるいはSixTONESのメンバー。
私は、それぞれがSixTONESの他のメンバーに対して歌う曲であると思っています。
それを前提条件にして考察していきますので、ご了承ください。
MV
このMVは、ジェシーが一人で歌うシーンから始まります。その立っている場所に一筋の光が射し込んでいて、「ソロでもやっていけるほどの実力がある」ことを示している気がします。
そこから、一人、また一人と他のメンバーの声が重なっていって、美しいハーモニーを奏でます。
この時は6人が円になっていて、向き合ってはいるけれど、向いているのは、それぞれ別々の方向です。運命的に、奇跡的に6人が集まった「バカレア時代」に重なります。
そして、ふたたびジェシーのソロになると、静かに、名残惜しそうに離れていく5人。
一度はバラバラになってしまい、それぞれが自分の将来について考え始めた時期に重なるのではないでしょうか。
「6人で、もう一度だけ、もう1曲でいいから一緒にやりたい」
そう言い出したのは、ジェシーだったそうです。
6人でご飯を食べに行って、みんなの意思を確認して、ジャニーさんに直談判。結果、生まれたのが、「SixTONES」というグループでした。
ふたたび6人が集まるとき、SixTONESは横一列に並んで同じ方向を見据えます。他の5人が真っ直ぐに歩いていく中で、ジェシーは、最後までその場に残ります。そして、もう一度ソロのパートがあり、決意の表情で5人を追いかけていきます。遅れていくことができる、ということは、他の5人が自分を待ってくれていることを知っているからではないでしょうか。
ジェシーは、SixTONESのメンバー、ファン共に認める、不動のセンターであり支柱です。
しかし、それは、SixTONESのメンバー全員がセンターを張れるだけの輝きがある中で、「やっぱり、センターはジェシーだよね」という信頼感があるからだと思います。
なんて、おちゃらけることも多いけれど、「逆じゃないよ。ジェシーのSixTONESだよ」って、言ってあげたいくらいです。
(なんだか、ジェシーは、「ジェシー」って呼びたくなります。他のメンバーは基本「さん付け」か「あだ名」ですが、ご了承ください……)
歌詞
「Lifetime」は、誰のどんな状況にも当てはまる歌詞であると思っています。
また、随所にSixTONESに重なる歌詞もあり、英語詞を訳しているときも、胸がいっぱいになりました。
このような思いを抱いているのは、いつのSixTONESなのでしょうか。
「6人でやりたい」とジャニーさんに直談判したときなのであれば、「また答えに近づいてく」というのは、「自分の居場所や、やるべきことをようやく掴みかけている」という意味になると思います。
また、デビューが決まったときなのであれば、「あの涙も あの笑顔も 全て onece in a lifetime」という言葉は、「これまでの辛いことも、嬉しいことも、ジャニーズJr.として頑張ってきたから感じられたかけがえのないもの」という意味になるのではないでしょうか。
あるいは、デビューしてからの「今」の想いなのであれば、また意味が変わってきます。「あの出会い」はメンバーとの出会いや、音楽との出会いとも考えられますし、「あの別れ」は、ジャニーさんとのお別れを指しているのかもしれません。
「Just lean on me」は、直訳すると「僕に寄りかかって」という意味ですが、MVでは、「僕を頼っていいから」となっています。
個人的に、ここで最年少の森本さんが先陣を切って歩いていくところが好きです。
もう、ここの歌詞はただただ感動です。
「ここから重なる Lifetime」「君と歩く理由はいつでもここにあるんだ」などの「ここ」というのは、SixTONESが歌うステージのこと、そして、SixTONESのメンバーが集う場のことなのではないでしょうか。
「今も忘れない 変わらない My memory」の中には、良い思い出ばかりではなく、辛い思い出や、苦しい過去があるはずです。それでも、「君と描く未来は輝き続けてる」。過去は変えられないし、なかったことにはできないけれど、ただ前だけを向いて進んでいく。優しいバラードのようで、力強いメッセージを含んだ曲です。
ジェシーは最初のソロでは、少しうつむきながら、どこか憂いのある表情でこの歌詞を歌います。最初、ライトで表情が見えないのは、暗い表情を隠しているようにも思います。
しかし、最後のソロでは、先を行く5人に向けて歌っているように思います。最後の最後に見せる「決意」の表情は、「SixTONESとして、SixTONESと共に進んでいく」という意志の表れではないでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事を書いていたら、SixTONESのメンバー紹介の記事なども書いてみたいな、なんて思いました。
掘っても掘っても、まだ魅力が溢れてくるSixTONESを、これからも推していきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。