私を作っている「青い曲」のプレイリスト。
こんにちは。桜小路いをりです。
以前書いた「この歌は何色か。」という記事にもある通り、私は、歌を聴いた時に、この曲は何色だろうとよく考えます。
それを少し振り返っていたら、「どうやら、私の大切な曲には『青い曲』が多そう」ということに気づきました。
なので、今回は、「どんな青色か」も含めて、今の私をつくっている楽曲たちをご紹介していきます。
*群青色*
「群青」/YOASOBI
言わずもがな、というくらい、私にとって大切で大切で大切な曲。(大事なことなので3回言いました。)
noteでも、過去2回、「群青」について書かせていただいています。(「YOASOBI「群青」のこと。」と「チームYOASOBIをこれからも推していきたい/1ヶ月書くチャレンジ Day9」という記事です)
「群青色」は、瑠璃(ラピスラズリ)によって作られる、宝石にも匹敵するほどの貴重な色だったそうです。
ちなみに、瑠璃の石言葉は「幸運」「真実」「健康」らしく、世界初のパワーストーンと呼ばれているとか。
この曲の歌詞にある「自分にしか出せない色」というのは、もしかしたら「宝石よりも大切な自分の個性や心の叫び」のことなのかもしれません。
もうあきらめてしまったのですが、私も絵を仕事にしていきたいと思っていたことがあったので、この歌詞は聴くたびに胸がぎゅっとなります。
*花浅葱*
「ツバメ」/YOASOBI
「ツバメ」も、私にとってすごく大切な1曲です。
「輝く宝石だとか金箔ではないけれど」、私の紡ぐ言葉に誰かが価値を見出してくれたらどんなに幸せだろう、と思えるようになった大切なきっかけをくれました。(「YOASOBIの「ツバメ」が大切なことを教えてくれた/1ヶ月書くチャレンジ Day 19」でもご紹介しています)
「花浅葱」は、海の青にも繋がっていくような、個人的にいちばん「SDGsっぽい」なんて思っている、独特のおおらかさと包容力のある色です。
新選組の羽織の色の「浅葱色」を、もっと深くしたような色味となっています。
ikuraさんが歌のおねえさんみたいで、ミドリーズのみんなの歌声やダンスも可愛くて、とてもほっこりします。
*勝色*
「ST」/SixTONES
「勝色」は、武士なども好んで身に着け、日清・日露戦争の日本の軍服で「軍勝色」としても使われた深い藍色のことです。
「ST」は、闘志や「殻を破る」というような印象が強く、SixTONES の姿勢もまた武士に重なる部分があり、個人的に「勝色」がとてもしっくりきています。
また、何にも染まらない「黒」よりも繊細な雰囲気があるところもぴったりです。
「ST」は、私のここぞという時の勝負曲。MVも、on eSTのパフォーマンスも大好きだったりします。
*天色*
「往け」/LiSA
こちらも「LiSAさん「往け」で、まだ知らない私を見たい」という記事で紹介したことがある、大好きな曲。
「明星」や「炎」に隠れてしまっていることが多いのですが、個人的にはもっと有名になって欲しい曲です。
LiSAさんの突き抜けるようにエネルギッシュな歌声と、赤い炎よりも更に温度が高いのにクールに見える「青い炎」の印象が強かったので、「天色」にしてみました。
LiSAさんの歌詞とAyaseさんの曲がベストマッチで、何度も聴きたくなります。
「世界は万華鏡」って、何度聴いても素敵なフレーズです。
*白藍*
「涙の融点」/こはならむ
最後は、歌い手のこはならむさんの楽曲。
こちらも「言葉への想いを、こはならむさん「涙の融点」にのせて。」という記事を出させていただいた曲です。
「書くこと」がなぜこんなに魅力的なのか、そのヒントをくれるような曲になっています。
「白藍」は、藍染めの中で最も淡い藍色です。なんだか「涙」にいちばん近い色に思えてならなくて、この色に決めました。
力強くも切なげな印象のこはならむさんの歌声が、じかに心に沁みていくような、ドラマチックな1曲です。
これからも「書くこと」に迷った時の御守りにしていきたいです。
以上、私が大切にしている5曲と、それらの「色」を和名でご紹介していきました。
古くから日本にある「色」は、それぞれストーリーを持っていて、役目を持っていて、ドラマチックで魅力的だなと思っています。
「この歌は何色か。」シリーズ(勝手にシリーズ化)、これからもやっていきたいなと思っていたりしますので、楽しみにしていただけると嬉しいです。