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桜色のオンガク月報(2025年1月)

その時々のお気に入りの音楽について語る「桜色のオンガク月報」も、なんと3年目に突入しました。

心機一転、見出し画像も新たに、今年も素敵な音楽との出会いをたくさんお届けしていきます。

(今日は「1ヶ月書くチャレンジ」は小休止です。)


よく聴いているCD

SixTONES「GOLD」

SixTONESの幅をこれでもかと言うほど広げる、きらびやかでラグジュアリーな最新アルバム。

「私は今、とんでもない量のきらびやかさを浴びてしまったのではないだろうか……」としばし放心状態になってしまい、衝撃と感動をすぐさまnoteに書き留めてしまったほどでした。

私は、SixTONESの大人っぽさが引き出されているアルバムだなと感じています。

艶っぽいというニュアンスではなく、楽曲や歌声の端々から見えるSixTONESの姿勢や表情、眼差しが、年下の私からすると、めちゃくちゃ「追いかけたくなる大人」です。目も耳も離せなくなる感じ。

曲によって、不敵に微笑みかけられもするし、鋭い視線でじっと見つめ返されもするし、油断していると眩しい笑顔にやられたりもするので要注意。

この致死量の「GOLD」は、何度聴いても新鮮にドキッとするし驚いてしまうので、耐性がつくにはもうしばらくかかりそう。これからも大切に、いっぱい聴いていきたいです。

よく聴いている曲

幾田りら「百花繚乱」

『薬屋のひとりごと』は、原作小説から追いかけていた大好きな作品で、もちろんアニメも大好き。
その主題歌を大好きな幾田りらさんが手がけるなんて、年明け早々こんなに幸せでいいのだろうか……。
(ちなみにジャケット写真は蜷川実花さんです。贅沢なコラボ過ぎる。)

「百花繚乱」は、多用されている転調によって、謎が紐解かれて行くときのドキドキと、浮き立つような高揚感を感じる曲。

個人的に、猫猫の魅力は、ちょっと気まぐれな性格で達観している面がありつつ、自分の好奇心にはどこまでも真っ直ぐで無邪気なところだと思います。

それが、りらさんの曲にも歌詞にも鮮やかに表れていて、壬氏との関係性が盛り込まれているところも素敵。

りらさんの歌声が、空を駆けて花の香りを運ぶ風のように可憐で軽やかで、何度も聴きたくなります。

ちゃんみな「ハレンチ(from THE FIRST TAKE)」

オーディション番組「No No Girls」の影響もあって、今月はちゃんみなさんの曲をよく聴いていました。

その中でも、ついリピートしてしまうのが、THE FIRST TAKEバージョンの「ハレンチ」です。

こちらの動画で、ちゃんみなさんが「ハレンチ」についてこんなことを話していらっしゃいました。

「感情をなくしたときに作った」
「恋愛ではなく、音楽に対して『私の感情どこ行ったの?』っていう曲」
「音楽を失くしたときの曲」

知って聴くのと知らないで聴くのとでは全然印象が変わって、この曲に内包された焦燥感や虚しさの正体はこれか……と感じました。

聴くたびに心の内側がちくっと痛むような、ざわつくような、それでいて夜空を仰ぎたくなるような、そんな1曲です。

ルンルン「新天体」

にじさんじに所属する配信者屋さんの「ルンちょま」さんことルンルンさんが、50万人記念で制作したオリジナルラップ「新天体」。

リリックも映像もルンちょまさんが手掛けています。あまりにも多才な猛獣さん過ぎる。

素敵な歌詞がたくさんあるのですが、鼻歌で唱えるとふっと心が軽くなるのはこの部分。

沈んだ踵の数だけ
心の中で唱えるIt's OK
ちょっと歩幅が違うみたい
合わせる必要は皆無
たまに休んでたまに走って

何を食べたらこんなに素敵で優しいリリックが浮かんでくるのか……やっぱり鶏そぼろ丼なのか、それともビビンバ丼なのか……(という、るんちょまさんの好物の話は冗談にしても、)聴いて、口遊むだけで心がちょっと軽くなる1曲です。

媚のない真っさらな声が愛らしくて、それでいて心を落ち着かせてくれるところも大好き。

Vivid BAD SQUAD「ファイアダンス」

『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』の劇中歌のひとつである、Vivid BAD SQUAD(ビビバス)の「ファイアダンス」。

作詞作曲がDECO*27さん、編曲がGigaさんです。なんて豪華な制作陣。

「歌えないミク」の声が届かない、その声を聴こうとせず耳を塞いでいる人に、「聴け!」とばかりに音の圧で惹きつけて、歌声の圧で耳を離せなくさせる感じが最高です。

映画公開初日に見に行って初めて聴いたのですが、ひと耳惚れでした。応援上映だったら叫んでいたと思います。

(ちなみに、ランダム配布だった入場者特典のCDで、無事に「ファイアダンス」を自引きしたときにはちゃんと「っしゃ!」と口に出しました。マクドナルドの座席でハンバーガーを待っていたところだったので、ごくごく小声でしたが。)

どのユニットの曲にも、「励ます」というテーマが一貫してある中で、ビビバスは闘志に満ち溢れた熱っぽい歌詞が印象的でした。

「まだいけるはず」「まだやれるはず」という言い聞かせるような、背中を強く支えてくれる言葉もありつつ、「バカにされればされるほどに叶えた時が爽快だろ」という強気でクールなフレーズも入っていて。

そんな歌詞も押しつけがましく聴こえないのは、ビビバスがどんなに高い壁も越えようとする気概を持っていて、誰よりも「未来の自分に嫌われないように」直向きに努力しているからだと思います。

25時、ナイトコードで。「そこに在る、光。」

続いても『劇場版プロジェクトセカイ』の劇中歌。こちらは「25時、ナイトコードで。(ニーゴ)」の楽曲で、作詞作曲はDECO*27さん、編曲はすりぃさんです。

絶対に「大丈夫」なんかじゃない境遇でそれぞれに事情を抱えているニーゴのメンバーの「大丈夫」の声が、胸に痛いくらい優しくて温かくて、映画館で泣きそうになりました。

音の波に身体を委ねたくなるような、それを赦してくれるような曲です。

普段のニーゴの書き下ろし曲は、必ずしも「ニーゴが制作したもの」ではなく、「ニーゴの想いから生まれたもの」であることも多いのですが、今回の曲は、宵崎奏ちゃんが作曲し、まふゆちゃんが作詞をしていることが劇中で明言されています。

「消えたいと叫んだら “叶えたい”に気付いたよ」や、「迷い込んだ僕らが奏でるメロディー どうか届いていてほしい」といった歌詞をまふゆちゃんが書いたのかと思うと……胸がいっぱいです。

大切に、お守りにしていきたい曲がまたひとつ増えました。

CHINO cover 「カンタレラ」

バーチャルサーカス団「VALIS」のリーダー、CHINOさんがカバーする「カンタレラ」。
公開された直後にYouTubeのおすすめで発見して、「大好きな曲!」と真っ先にクリックしました。目を惹く美麗なサムネイラストも魅力的です。

「カンタレラ」は、どちらかというと低音の男性が歌うイメージが強い曲だったのですが、歌声を聴いた瞬間はっとしました。

涼しげな眼差しの男装の麗人のような雰囲気がありつつ、時折やわらかな少女らしさが垣間見えるようなお声で、耽美な世界観にぴったり。

歌い出しはクールな印象なのに、聴き終えるとそこに可憐なイメージが加わっているから不思議です。まるで演劇を見ているような、素敵な「歌ってみた」でした。

7 MEN 侍  cover「Rollin’」

SixTONESのジュニア時代の楽曲「Rollin’」を、ジュニア内ユニットの7 MEN 侍の皆さんがカバーしたライブ映像が出たと聞いたとき、すぐにYouTubeを開きました。

7 MEN 侍は、折に触れて先輩であるSixTONESの名前を出してくれて、去年はアルバム「THE VIBES」を全力で盛り上げてくださったグループなのですが……あまりにもカッコいいパフォーマンスに感無量でした。

曲名の通り「回る」演出は、もしやSixTONESのライブ「TrackONE IMPACT」を意識してくださっている……? などと勝手に思っています。熱すぎる。

実は私、小学生の頃にごくごく少しだけドラムを齧ったことがあり、バンド音楽では(専門知識などないわりに)つい注目しがちなのですが、7 MEN 侍の佐々木大光さんのドラムがすごく好きでして。

バスドラムの踏み込みが力強くて、ぶれない正確さがあって、曲全体に芯を通すような重みのある音なので、ぜひイヤホンで耳を澄ませて聴いていただきたいです。

まとめ

今月は、ほどよく色んなジャンルを盛り込んだ「桜色のオンガク月報」になりました。

私の推しが何やら色々と準備をしている音が、わずかに聞こえてくるような気がする今日この頃。

衝撃に備えつつ、新たな音楽との出会いも大切にして過ごしていきたいです。

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桜小路いをり
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。