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この情熱を、忘れずにいられるように。
1ヶ月書くチャレンジ 28日目
「もしも1つだけ夢が叶うなら」
今の世の中って、何かを好きになることも簡単なら、何かを嫌いになることも、とても容易いように思います。
色々なもの・ことが溢れていて、代わりになるもの・ことはいくらでもあって、しかも、見ず知らずのたくさんの人の意見に、ぱっとアクセスできてしまって。
「好き」の温度を保ち続けて、自分の「好き」に自信をもち続けることが、すごく難しくなっているんじゃないかな、と。
つまりは、何かを「続ける」ということ自体が難儀な、急流のような時代なのかもしれません。それこそ、『方丈記』にある「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。」をそのまま体現しているような。
そんな中で、私が絶対に好きであり続けたいことがあります。
それが、「読むこと」と「書くこと」。
今の私にとって、読むことは息を吸うことで、書くことは息を吐くことも同然のこと。生きがいにも等しいものです。
でも、生きがいだからこそ、きっと私は、読むことも書くことも苦しく感じるようになってしまったとしても、きっとそれらを辞めることはできないんだろうなと思います。
だから、「好きであり続ける」ということは、大切な夢です。
いつまでも、ずっと変わらずに、言葉に触れることが苦しい、辛いと思うことなく、読むことと書くことを続けていくこと。
あまりにも色々な言葉が溢れ過ぎているこの世界で、言葉への「好き」の気持ちを、絶やさずに携えていくこと。
たゆむことなく、言葉への愛情を胸に灯していくこと。
どんな形であれ、どんな場所であれ、何かしらの言葉に触れていたいし、まだ見ぬ素敵な言葉を探し求める人で在り続けたい。
そう在るための努力を惜しみたくないし、この熱い気持ちを、ずっと忘れたくありません。
そういえば、私の好きな曲に、「25時の情熱」という曲があります。リズムゲーム『プロセカ』のユニット「25時、ナイトコードで。」に、カンザキイオリさんが書き下ろした曲です。
ちょっと長くなりますが、曲の最後のほうの歌詞を引用させてください。
いつか歩く道も
いつか歌う場所も
心の片隅で嫌いになる日が来る
不条理に揉まれて
苦しみに晒され
また何度でもこの夜に帰ってくる
恋してる愛してるこの夜の歌が
いつか愛する人の心に届くのかな
ちゃんと綺麗に人を愛せるかな
ちゃんと綺麗に人を救えるかな
25時の情熱を忘れずにいれるかな
私にとっての「この夜」が、ずっと「読むことと書くこと」でありますように。
この気持ちも、どうか忘れずにいられますように。
そんな、祈りを込めて。
今回お借りした見出し画像は、水彩で描かれたような夕焼けの空です。「25時の情熱」のMVをイメージして、選ばせていただきました。
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