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人間力について

本日はマジックショーのパフォーマンスを行ったのだが、お客さんの中に元女優の方がいらっしゃって、人間力について伺った。そのことを書き記したい。まず何故人間力の話をしているのかというと結局パフォーマーやアーティストなど人前で仕事をする人は特に人間力が高くなければ生き続けることは非常に難しいのである。またあの人と仕事がしたい、あの人に是非やってもらいたいなって思って貰わなければいけない。そして何よりちょっとした仕草でこういう人間力は現れる。ライブパフォーマンスをしている人はこういった仕草や言葉遣いは人に特に気を使うのはそういった人間が現れるからだ。今の時代SNSも広がり、そういった記録は拡散されやすくなった。だからこそ、徳を積んで人間力を高める必要があるのだ。技術は続けた努力あれば、いずれは付いてくる。差が出るのは人間力。

どんな事をしている人が人間力が高いと言えるのか。

「人間力」といっても抽象的ではあるので、因数分解していく。元女優が言ってた事を私なりに解釈すると、5つの事を言っていた。以下の5つだ。
1.掃除ができて、整理ができてる人
2.純粋無垢な人
3.本気で生きている人
4.健康である人
5.弱みを強みにしている人

1について。掃除が出来て家が整っている人は頭が整理されていると言われているように、部屋の状態は人の脳内がどうなっているか表している事が多い。お寺でも掃除が基本的な修行の一つである理由は、掃除という行為を意図的に繰り返す事で自己内省化を図っていると考えられる。自分と向き合い、自分を振り帰り、何が重要で何が自分に必要でないのか。掃除は取捨選択するいい練習であるのだ。選ぶ行為は自分の軸を基に行われる行為とするなら、自己理解へと近づく為のいい手段なのかもしれない。


2について。ここでいう純粋無垢な人というのは真っ直ぐに生きている人のことをさす。そして同時に軸をブラさない事。路線変更を行う時は覚悟を持って行う人である。こういう人は例え誹謗中傷されても、そう思いたければそう思っていればと自信をもってふらつくことはない。自分自身ができる最高の努力を只ひたすら真っ直ぐに寡黙に行うのである。そして自分に必要のないものを良く知っている。自分にとって不必要なホコリは被る必要もなく、常に自分が持っている資源をどう活かすかに集中している。不必要に何かを欲しがって追い求めるというより今の自分をどう活かすかという視点である。


3について。本気で生きる人は情熱的でエネルギー度がずば抜けて覚悟を決めている人だ。これは確実に成し遂げたいといった正のエネルギーを軸とする人もいる。もしくはもう一生こんな姿には戻りたくない。もう絶対にこれはやらないと決めて、負のエネルギーを軸とすることもある。大抵、現役で活躍して一躍成功を収めた人は負のエネルギーを主軸にしている形が多い気がする。みんな泥臭くたくさんの大失敗や大恥をかいて初めて学び成長し、一皮剥ける。

4.健康は本当に大事。特に演劇や舞台に立つ人は3食のご飯が必ず取れる訳もなく、睡眠時間も限られる事が多い。そんな中、精神的にも肉体的にも健康的に保ち、バランス力が試される。だからこそ、この女優さんはジャニーズについて褒めていた。いくら若いといえど、テレビや生放送に出てエンターテイメントを提供するのであれば、どんな時も笑顔を保つのが仕事である。気分が乗らない日もやらなければならないのである。悩みを抱え、葛藤することもある。誰にでもそういった瞬間はある。好きな事を仕事にしている人は特にそういった嫌なプレッシャーは避けたい。仕事の楽しみを忘れ、嫌な事に追われる事がどんなに辛いか。しかもそれがもともと好きなものだとしたら、素晴らしいジレンマである。仕事と趣味をどう切り分けるのかは大事に選択した方がいいのはそういうことだ。

5について。弱みを強みにする人は最強である。これは2の純真無垢な話にも通じるが弱みを強みにできる人は自信があり、信頼される。あまり自分自身を過剰に魅せたり、計算高く何かを成し遂げようとすると人に想いが伝わりづらかったり、考える事も多くなり、粗雑になりがちである。ありのままの姿を見せて、気をあまり張らないことが実は精神的には強いと言えるのかもしれない。だいたいみんな同じ事に悩み、弱みを抱えた事があるのだから、失敗しても全然気にする事はない。そのあとのフィードバックの方が非常に、あなたが想像する以上に重要で。ここで差がつく人が多い。反省がうまく出来るかどうか。学びポイントに気付けるかどうかが大事である。

人間力を高める点でいずれにも共通して言えるのは、常日頃の行いと努力を当たり前のように行っているという事が重要なのである。丁寧に真摯に生き続けて生きたい。

#人間力 #LIFE #掃除力
参考:
プロマジシャンについて(ボナ植木さん
誹謗中傷の受け止め方(ボナ植木さん
演技の重量感について(ボナ植木さん

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