レイアウト作成RTA感想2023
病床から復帰しました。あんじょーと申します。
先日、Railsimという鉄道のシミュレーターが20周年を迎えました。大変めでたいこの日には作品を一斉に公開して記念日を祝う風習があるのですが、作品を完成できずに残念な形で記念日を迎えてしまった人がどうなってしまったのかのお話です。
レイアウトを作るまで
撮影地の選定
当日、いつもの学校帰りにXでRailsimタグを見漁っていると流れてくる素晴らしい作品の数々。こりゃ負けてらんねえな~と思う前に疲労が襲ってきたので、何か簡単に作れるレイアウトでも作って出すという方針にしました。公開情報の中に115系と185系を見つけたので、とりあえず北関東で攻めるとして……吾妻線だったら651末期でよく見たストレート構図でいいか……という思考の中で大変な間違いを犯してしまいました。
ただの単線電化ストレートって20周年にふさわしいのか?
両毛線のレイアウトをRSの日に出したことはすっかり忘れてました。そして第一吾妻川橋梁の写真を見たときに、「面白い橋だしSS映えするからここでいいか」と。この後も苦労も知らず…
情報収集ターン
幸いにも有名な橋を選択していたようで、ストリートビュー以外もYoutubeに投稿されている動画などを参考にして必要なことを考えていきます。以前に質問を受けたこともあるので、情報収集の順番を記しておきます。
インターネットにある写真を見て線形等を確認
Google Mapの航空写真を見つつ、周りの特徴的な建物や構造物を確認
橋梁の長さを測定する
国土地理院地図より、川面の高さと線路の盛土の標高を比較してレイアウト内での高さを決める
Google Mapの距離測定をなんやかんやしてカーブ半径を測る
前面展望から架線柱や標識を感じ取る
このあたりは、もしこの記事が好評なら書こうと思います。
レイアウトを作る
線路配置
ここからはSSも交えつつ振り返ります。
先ほどの工程を踏まえて線路を引き、一度ここで構図を決めます。
Ctrl+Pを使って位置を固定してから再び作業に戻ります。この時に季節を固定したり、時間を一時停止するとさらに作業しやすいかと。
線路周りから作っていくと失敗しにくい気がするので、先に橋梁本体と奥の盛土、架線柱とき電線を作っていきます。なお今回はRTAなので、だいぶ省略しながらやってました。架線柱はテンプレートを作っておくと大変楽なのでおすすめです。
そして今回の問題児だったのが橋脚の作業用足場。写真でかなり目立っていたのでどうにか再現したいと思いましたが、階段が都合よくあるわけでもなく……ということで、信号機台の足場を代用しつつとりあえず足場感が出るようにしました。テンプレート化のポイントとして、スナップ1mやそれ以上で設置しやすいようにダミーの施設を置いてあげると作業しやすいです。(今回は蛍光灯)
歩道部分はKIAI式でコンクリを入れてとりあえず時間を確認。
2023/11/17 00:01
間に合わないことが確定してしまったので、ここからの作業は無意味となりながらもRTAの結果が純粋に気になってきたので作業続行。
情景部品配置
ここからが大変しんどいのですが、クオリティーに関わるので丁寧に作業……とする必要は意外とないです。特に今回は田舎なので、田んぼと大型の農業倉庫や物流トラック拠点みたいなやつが役に立ちました。電線+電柱とガードレールが背景でかなり目立つので、それを意識しつつ大雑把にやっていくとそれっぽくなります。
奥のほうの背景を作っていくわけですが、そこでも障壁に当たりました。通常、勾配道路を引くことは困難を極めます。さらに、それがカーブしているとなれば作業量は増し、擁壁をグネグネした道路に這うように設置となると投げ出したくなります。今回は気合いでどうにかなりましたが、時間制限でもないとやる気になれない、そのくらい面倒です。あとは階層式に分けて、盛土と擁壁で勾配感を演出すれば適当でOK。この時も電柱があるだけで見栄えが全く変わります。
置く→立ち位置に戻る(Ctrl+Pを使って)→……を繰り返して仕上げていきます。今回は最初から配布を見越していたので、PBRの有無に応じた川を設置するために先に最終確認をします。
しかしここで問題発生。「なんか背景スカスカだな」
早急に木を盛りまくり、川を延伸することでかなり満足のいく出来になったと思います。
結果
4時間08分44.22秒
完走した感想ですが、山間部と橋梁、そして川という面倒な要素が詰まったレイアウトでRTAをするのは無謀でした。来年はしっかり余裕をもって準備したいです。
終わり