猿でも分かる？　TITANとIRONの騒動

2021年6月17日 11:59

颯爽と仮想通貨界隈に名前が知れ渡り、何の通貨かよく分からないまま「暴落した！」と大騒ぎになった、TITANとIRONの騒動を猿でも分かる様に、徹底的に噛み砕いて説明します。

＜登場する仮想通貨＞

USDC・・・1USDCが1USDに絶対になる仮想通貨

TITAN・・・チタンと言うおもちゃ的な仮想通貨

IRON・・・アイアンと言う1IRONが1USDになる様に頑張る！と宣言している仮想通貨

1　USDC・・・1　USDを交換所に持って行ったら交換してくれる　or　１　IRONを交換所に持って行ったら交換して貰える（ただしUSDCの在庫が有る時のみ！）

1　TITAN・・・5　IRONと、5　USDCを預かり所に預けてたら、利息として貰える

５　IRON・・・４　USDCと、１　TITANを交換所に持って行ったら交換して貰える

最初に、５　USDCと、５　IRONを準備すれば「無限にIRONとTITANが増える」事になります。

これが数日前まで大騒ぎしていた錬金術です。

TITANを発行している運営が、「超大量に投げ売りして、TITANの価値を限りなくゼロ円にした」んです。

1　TITAN・・・5　IRONと、5　USDCを預かり所に預けてたら、利息として貰える

５　IRON・・・４　USDCと、１　TITANを交換所に持って行ったら交換して貰える

あれ？　何も変わっていないよね？

一見何も変わっていないんですが、TITANの価値がゼロ円になったので、IRONをUSDCにしようとしたら、「USDCの在庫が無くなっちゃった」んです！

そりゃそうですよね。

IRONの発行量は、「絶対にUSDCより多くなる」んだから、「全員がIRONをUSDCにしようとしたら、USDCが足りなくなるのは当たり前」なんですよね。

USDCを持っている人・・・Bainanceとかで、普通に元のUSDに戻せる

TITANを持っている人・・・価値ゼロ円の物持ってても仕方ないよね

IRONを持っている人・・・「自称」USDと同価値だけど、「永遠にUSDCに交換できないただの紙切れ」なんですよね。それでも、別の交換所使えば、1割引きぐらいで引き取ってもらえます。

以上が、TITANとIRON騒動でした。

結局、得をしたのはTITAN（とIRON）を発行している元締めだけだったという事です。

一言でいうと「ハメコミ」です！

注）猿でも分かる様に、徹底的に噛み砕いているので、細かいツッコミは一切お断りですｗ