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雑記

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#思い出

通学路の魔力

学生時代の通学路には魔力があると思っている。 一人で登下校していると「変な賭け」をしてしまうという魔力が。 僕も昔はその魔力によくかかっていて、例えば「ひとつの小石を学校から家まで蹴って帰れたら幸運が訪れる」とか「拾った長い木の棒を地面に倒して、倒れた方の道から帰ったら明日の運気アップ」といった自作自演の「変な賭け」を下校の際にしてしまうことが多かった。 小学校時代、短期間だけだが朝の登校時に「変な賭け」を発動させてしまった時期があった。 登校の途中、赤、白、青の三色のタ

師走の奇跡

年末、Suicaをチャージしようと駅の券売機に向かうと、券売機の前の床にビリビリに破かれた大量の馬券が散乱していた。 以前、競馬をやっている人が「ハズレ馬券をビリビリに破くのは儀式だ」と言っていたので「年末だし、有馬記念に大負けした人の儀式か。でも、こんな場所で儀式はしない方が良いな、儀式は聖地でやるものだから、中山競馬場で、、、」と、くだらないことを頭の中でブツブツ呟いていると、急に「叔父の言葉」に関するいくつかの思い出が蘇ってきた。 小学校低学年の頃のある年末、北海道