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「普通の人」が少ない理由を、診断士一次試験から説明してみよう

こんにちは、中小企業診断士の三木です。
二次試験を受験された皆様、大変お疲れさまでした。
今日は診断士試験の話とみせかけて、ぜんぜん関係ない?話題をしようかと思います。箸休め的にお楽しみいただければ。

診断士の集まりでは(いや、診断士に限らずか…)、プライベートな話題で盛り上がることも多いですが、お年頃の男女が集まった時などに色恋の話になることもあります。

その中で「普通の人でいいのにー」「普通の人がいないよねー」など“普通の人”って言葉をときどき耳にします。
“普通の人”って、具体的にはどんな人なんですかね。

最近拝読した「女子の求める普通(の男性)」というお話が、なるほどと思いましたのでこちらを引用させていただきます。

・清潔感がある
・挨拶やお礼がちゃんとできる
・常識があり、人の目が気になるようなことはしない
・素直である
・人に気が使える
・計画性があり、全体のことを考えられる
・男尊女卑ではない
・話し合いができる
・尊敬できるところがある
・コンプレックスが強くない
・金銭感覚が合う

※引用元はコチラ↓

なるほど、どれも一般社会人としてそなえててもらいたい、持っていて当然ぽい要素ですね。その辺にいくらでも転がっていそうです。

ただ、ここでネックなのはこれらを「全部」満たしている人が“普通”だということです。

診断士一次試験を思い出してください(まだの人は試験要項をご参照)。合格基準は「総点数の 60% 以上(=平均60点以上)」です。
平均60点以上なら、たとえば苦手な『経済』で50点と足りなくても、得意な『情報』で70点取れればセーフになる、ある意味優しい基準設定をされています。
※平均のお話ついでにぜひこちらもご一読を。

それに対して“普通”の方では、
「清潔感あって、挨拶できて、常識あって、素直で、気が使えて、計画性あって、異性を尊重し、話しあえて尊敬できてコンプレックスもない人だけど、ワリカンって言われたから振ってやったわ!!
となります。なんと恐ろしい基準でしょう・・・。

一次試験で全科目合格の人はごく限られています。同じように、“普通”の基準を全て満たしている人となると、砂漠で砂金を探すようなものではないでしょうか?

診断士の実務の世界では、試験の平均点が良かったから活躍しているとは限りません。むしろ、苦手科目は足切りスレスレだったけど、得意分野を伸ばした人が、それを強みに出して活躍してるんじゃないか、という気もします。

ということで、欠点ばかりを気にかけるより、どんないい面があるかに目を向けたほうが、実は幸せの近道なんじゃないかなということを、診断士一次試験に例えて論じてみました。
(かなりムリヤリですね(汗)、乱文失礼いたしました。)

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