またしても名馬が逝く。ダートG15勝馬タイムパラドックス
中央・地方のダート戦線で活躍した名馬タイムパラドックス(せん馬で元種牡馬)が、本日、病気のため24歳で亡くなったとの記事を読んだ。
一般的に
馬の寿命は、25〜30歳程度。
それを競走馬であるサラブレッドに置きかえての寿命となれば、25歳前後と言われている。
馬と比べれば、サラブレッドは命を削って競争する分、少し短命なのかも知れない。
そう考えると、
彼は、サラブレッドにおいて平均寿命で馬生を全うしたと思えるが、
それでも一時代を築いた名馬が亡くなったと聞けば、悲しいとしか言いようがない。
タイムパラドックスと言えば、
私が思う日本競馬史上最強馬であるナリタブライアンと同じブライアンズタイムを父に持つために、何故か親近感を持ってしまう。
そして、父やナリタブライアンのような黒鹿毛ではなく、
綺麗な栗毛の馬体が砂を被り泥だらけになりながら、疾走する姿が今でも蘇ってくる。
同世代には、クロフネやジャングルポケット、マンハッタンカフェなど、競走馬としてはもちろん、種牡馬としても大成した名だたる名馬がずらり並んでいる。
私が彼に対して思い出すのは、こんなところだろうか。
追悼の意を含め、
彼について、少し調べてみた。
すると
タイムパラドックスの保持記録というフレーズがヒットした。
①6歳以降での獲得賞金が日本記録
彼は6歳以降で約8.4億を稼いでいる。
これは、約7.8億を稼いだタップダンスシチーを抜いて日本記録となっている😳
②世代別獲得賞金もトップ
先述したが、同世代には名馬がずらり並んでいる。
芝ダートを問わず、衝撃的な走りを魅せたクロフネ
日本ダービーとジャパンカップを3歳で制したジャングルポケット
菊花賞・有馬記念・天皇賞春を制し、長距離で無類の強さを誇ったマンハッタンカフェ
これほどの名馬たちを抑えて、彼は世代ナンバーワンの獲得賞金を稼いでいたのだ😆
そう、彼もまた、多くのファンに愛された、紛れもない名馬であった。
合掌。