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チャンネル選手の走りが変わった、現在までの方法
今回はiRacingにおいて、自分でも割とそこそこな走りができるようになってきたんじゃないか?と思えるようになったので、現在に至るまでのことを記しておこうかと思います。
僕が今に至るまでのものとなりますが、レーシングシム初心者の方の参考になればと思います。
機材面で不安な要素を無くす大切さ
僕の機材は現状で以下のようになっています。
ハンコン FANATEC Podium DD2
ペダル Heusinkveld Sim Pedals Sprint
シート more COLLAGE ハイバックサーキットシート タイプS-α
コックピット アルミフレームベースの自作コックピット
モニター Pixio PX247のトリプルディスプレイ
ここ2年くらいの間で、ハンコンやペダルは5台目という…いくつかの機材を経てたどり着いたのが今の構成ですが、どんどん真剣にレーシングシムに取り組んで行くと気になっていくのが機材周りではないかと思います。
これ以上の機材はいくらでも存在するものの、個人的には一般的に購入できる金額帯ではこれ以上ない機材になったのではないかと感じています。
この「一定以上のこれ以上ない機材」にすることは、レーシングシムに限らず大事なことだと思っていて、機材のせいにできない状況にするのはとても良いことですし、余裕のある機材は初心者ほど機材側でカバーしてくれるのではないかと思います。
※カメラでいうなら高い機種(ボディ・レンズ)は撮って出しでもそれなり以上の画は出してくれる、みたいな。
この機材の中で最後に変更したのはSim Pedals Sprintですが、変更前に使っていたFANATEC Elite Pedal LCのブレーキタッチがどうしても気になっていたのですが、これにより解決された、という感じです。
機材面での不安要素を無くす、というのは実際に買って使ってみるまで分からないことが多いので、結果論ではあるものの、非常に重要な要素になっているかと思います。
個人的にはまだ改善したいなと思うところがあるので、そこもいずれ改善していきたいと思っています。
レースに出る前の練習方法について
僕がレースに出る前の練習方法としては以下の通りになっています。
1)まずは速い人のリプレイを見てライン取りなどをイメージする
※クレイグのリプレイ動画など
2)実際に走ってみて、上手く行かないところを出す
3)リプレイ動画で上手く行かないところを重点的に見る
4)実際に走ってみる
5)必ず速い人とのラップタイム差にぶつかるのでVRSで速い人と比べ、明らかに遅いセクターを見つけ、そこを重点的に調べる
6)実際に走ってみる
※3)や5)を繰り返す
7)最終的には走りまくる(100周くらいが最低ライン)
F1シリーズの後期に気づいた考え方として、速い人のセット(今はクレイグセット)を変えずに走れるようになる、速い人のシフトで走れるようになることが大事だと思うようになりました。
これは極論かもしれませんが、速い人がそのセットでタイムを出しているのであれば、それを乗りこなせるようにならなければいつまでたっても速い人の走らせ方ができない、という考え方です。
つまり、遅い自分が走りやすい方向にセットを変更するということは、遅い人が遅く走るためのセットへ変えてしまうということなのではないかと思っています。
コーナーを抜けるシフトも同じような考え方で、速い人がそのシフトで抜けられるということは、同じようにできなければいつまでたっても同じタイムは出せないという考え方。
速い人よりもシフトを落とすということは、楽をしている、そのコーナーの手前で同じような減速やライン取り等ができていないだけ、ということと思っています。
速い人が作っているセットやシフト操作は、速く走らせるための近道だと思っていますので、個人的にはその操作ができた先で、自分が同等の走らせ方ができた上で変更するのが正しいのではないかなと思っています。
※当然ですが、路面状況やマシンダメージなどを考慮した上で変えていく必要はあります。
僕が目安にしている練習量は、速い人から1秒落ちくらいのタイムを目安に練習していて、レースペースは2秒落ちくらいで安定して走れる、くらいまでくると「レースに出てみよう」という感じです。
レース後に後悔しない考え方
最近、脇阪さんを始めとしたASSO MOTOR SPORTS e-SPORTS TEAMのメンバーと一緒に練習するようになり、僕にとってレーシングシムのターニングポイントの一つと言っても良いiRacing 2020 S2 Week13のワトキンスグレン後に変わった考え方が以下となっています。
レースは全周回全力を出し切って、初めて楽しい
このときのレースでは、脇阪さんの練習にお付き合いさせていただいて前述した練習方法を知らないうちに実践していました。
練習量が半端なく、プラクティスでもかなり自身を持てた、タイムもそこそこ速くて同レーティング帯では同等、元々ワトキンスグレンは得意側のコースだった、ということもあってレースはかなり自身を持って走れましたし、自分的に全周回全力をやれた初めてのレースだったのではないかと思います。
その後、S3になり、同じような練習量を持って望んでいますが…全周回全力を出し切れるというのは本当に楽しいものなんだなと実感しています。
これを実践するには事前の練習量がなければできないし、レース時に全力を常に出し続ける精神力なども必要になってくるかと思いますが、レース後に後悔するのではなく、現時点でやれることをすべてやり、その上でレースに臨み、その時点での全力をすべて出しきれればレースはきっと、もっと楽しいものになるのではないかなと思っています。
これらを実践している僕が感じている課題として「レース中のバトルに弱い」がありますが、これは今まで全周回全力を出し切ることをしてこなかったからバトルに発展しておらず、バトルの練習ができていなかったんだなと思っています。
現状ではそこそこの速さを手に入れつつあり、レース中に前車に追いついたりすることもあるので、全周回全力を続けられるようにし、バトルシーンを増やしてさらにiRacerとしてのスキルを上げていきたいと思っております。
切磋琢磨できる仲間を持つことが大事
僕自身の環境はというと、ASSO MOTOR SPORTS e-SPORTS TEAMに所属しているという恵まれすぎている環境ではありますが、それ以外にKMRさんを始め、mokomokopandaさんなど少数ながら濃いメンバーともiRacingを楽しんでいます。
「速くなりたい」「上達したい」という、同じ目的意識を持った仲間がいるというのは本当にありがたいことで、追いつけ追い越せのモチベーションを維持するにはとても大切なことと思っています。
自分が持っていることや相手が持っていることを惜しみなく共有でき、双方が前へ前へ進めるような関係性を構築し、信頼関係をもった仲間を持つというのは必ず自分自身にとっても相手にとってもプラスになるのではないかと感じていますので、みなさんもこうした仲間を探してみると良いと思います。
速さを求めることとエンジョイの狭間で
エンジョイ勢とガチ勢という言葉があるかと思いますが、レーシングシムに限らず、最初はエンジョイ勢で良いと思うものの、徐々にガチ勢に向けて真剣に取り組んで行くのが良いかと思っています。
僕はF1シリーズから徐々に真剣にレーシングシムにハマっていき、iRacingをやり始め、今は完全にガチ勢に足を踏み入れている状態かなと思っています。
始めたばかりというのは何事においても最初は分からない状態なので「楽しめれば良い」という気持ちで良いと思うのですが、楽しいと思うものであれば真剣に取り組み、ガチ勢に踏み入れ、速くなりたい・勝ちたい、という気持ちを持ち「真剣になって楽しむ」ことを経験するほうが人生においてもプラスになると思っています。
※レーシングシムに限らず。
より上の範囲で物事に取り組んでいる人は、一緒にやっている人が同じレベル感で取り組めたり、同じレベル感で物事を話せるようになると、手を差し伸べてくれたり、より上のレベルに引き上げようとしてくれます。
また、配信をしていると感じるのは、最初はグダグダな感じでもなんとなく楽しんでいてくれた視聴者のみなさんが、少しずつ上達していく過程の中で「こいつちょっと上手くなってんじゃね?」のような感じになっていくのも僕としてはちょっと楽しい感じです。
※ちょっと上手くなったかもの状態は視聴者の中でもより応援する層と、なにやってんだよもどかしい!という層に分かれる気がする。
つまり、趣味であっても、たかがゲームであっても、より真剣に取り組んだ先になにかがある、ということ。
僕はここ数ヶ月でありえないようなことが起きまくっていますが、iRacing以前に取り組んでいたことやiRacingをきっかけに走りに対して(僕なりに)真剣に取り組んできた結果ではないかと思っています。
真剣に取り組んでも思うようなレース結果が出ないこともあるかと思います。
でも、真剣に取り組んだものは必ず自身の何かになるかと思います。
僕が言うのも烏滸がましいですが…こうした経験をし、よりよいシムレーシングライフをみなさんが送れたら良いのではないかと思っています。
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