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2020年1月現在のハンコンの種類分けと価格帯
今回のnoteは、
うちの兄が制作・販売しているDIYステアリングホイールに対して、フランスの方から購入の問い合わせがあったようなのですが、うちの兄が現時点のハンコン事情をあまり知らないということもあり、
兄を含めた、これからハンコンのことを調べる・知りたい人向けにまとめてみるnoteです。
このnoteは自分が知ってる範囲+調べながらのものとなりますので、ご指摘事項などありましたら是非コメントやTwitterでご意見いただければと思います(^^)
ハンコン自体の駆動方式で分けると、自動的に価格帯も分かれてくれると思ったので、以下のように大きく3つの方式で分けて考えていきたいと思います。
1)OSWを含む主なダイレクトドライブのハンコン
├ Open Sim Wheel
├ FANATEC Podium DD
└ Simcube2
ホイールベースが10万円以上、周辺機器を合わせると20万円を余裕で超えてくるハイエンドな価格帯がダイレクトドライブ方式のハンコン。
値段もさることながらコックピットが必須のレベルなトルクを要しており、全体的なシムレース環境が必要となるため気軽に手を出せるものではない。
シムレーシングにハマった者の最終着地点。
OSW(Open Sim Wheel)は製品名やメーカー名ではなく、モーターやコントローラー、電源などを自分で選択して購入するという自作PCのような形式を指すもので、シムショップやガチシムレーサー、リアルのプロレーサーが自宅で最高のシムレース環境を構築したい人向けのもの。
FANATECのPodium DDやSimcube2はメーカーがパッケージングしたダイレクトドライブとなり、高価格ではあるが構築の手間が簡略化され、メーカー製という安心感だったり保証、ユーザー数が多いので情報も多いというメリットがある。
OSWでダイレクトドライブの導入を躊躇していた人にとってはまさに理想の商品であるとも言える。
2)ベルトドライブ式の主なハンコン
├ FANATEC CSL、CSW
└ Thrustmaster T300、T500、T-GT
価格帯は3万円~8万円程度、購入すればすべて(ホイールベース、ステアリング、ペダル)が揃う製品も多い。
趣味の一つとして手を出しやすい価格帯かつ本格的にレースゲームを楽しみたいと思った人が購入するため、ハンコンの総ユーザー数の中で一番層が厚いと思われる。
近年では各メーカーが囲い込みを行えるよう、「エコシステム」と称してハンドルを交換できたりシフターなどの周辺機器を発売している。
安易なメーカー選びは将来的に総取替になりかねないため吟味する必要があるのもこの価格帯。
国内・国外を問わず、eSportsイベントではFANATECのCSLかThrustmasterのT-GTが使われることが多く、特にT-GTはグランツーリスモ スポーツに特化したモデルになっている。
※グランツーリスモ スポーツでしか有効にならない機能がある。
3)ギア式や非FFBの主なハンコン
├ Thrustmaster T80、T150
├ Logicool G27、G29
└ ホリのハンコン(非FFB)
※T150はギア式か…ちょっと自信ないです。
価格帯は3~5万円程度までで、入門機として最初の一台となりやすい。
ハンドルを交換できないものが殆どで、レースゲームを楽しんでいくうちにトルクが物足りないと感じるのではないだろうか。
たまにレースゲームを楽しむといった層には十分な性能だと思われる。