M5STACKのAtomUを高齢者見守りに使用する
こちらで書いたようにMouse Jigglerとしては使えないことが分かったM5STACKのAtomUですが、何に使おうか考えていたところ高齢者見守りに使える気がしました。
そもそもAtomU単体で持っている武器としては
2.4GHz WiFi
LED+ボタン
USB端子にケーブルいらずで挿せる
USBメモリ並みの小型な図体
ぐらいしかないわけで…。マイクが付いているのでサンプルプログラムとしてSTT(Speech to text)などを見つけましたが動作せず、何に使おうか途方に暮れていたしだいです。
そんな時に思いついたのが、一人暮らしの高齢者を見守る高齢者見守りです。昔テレビのCMで見たのですが、一人暮らしの高齢者が電気ポットを使うとその情報が遠くに住む家族のもとに届く「みまもりほっとライン」というサービスが今でもあるようです。
これと同じようなことをポットではなくテレビとAtomUを使ってやってみようと思いつきました。今どきのテレビは大抵USB端子が付いていますので、そこにAtomUを挿せば電源は供給できます。またテレビの電源を入れるたびにAtomUが立ち上がるので(テレビのUSB端子の仕様に依存する)、テレビの電源が入るたびにAtomUからWiFi経由で家族にメールを送るということも可能です。ただし高齢者の住む家にWiFiが飛んでいることが必須の条件になりますが…。
高齢者が一日でテレビをつける回数は結構あるでしょうから、
朝起きた時
外出から帰った時
テレビの無い部屋にしばらく行き、テレビのある部屋に戻った時
夕食時
など、その都度メールが送られてくれば高齢者の活動度合いが読み取れるわけです。それこそ朝遅くまでメールが来なければ夜中に何かあったのか?とか、夕方遅くまでメールが来なければ日中や外出先で何かあったのか?などが想像でき、そのような場合には家族から高齢者に連絡を取ろうとすればいいわけです。
というようなことを考えていたら、こんなページを見つけました。
上のページではAtomUと同じシリーズのAtom Matrixを使っているのでかなり参考になりそうです。また最低限あればいい機能はWiFi経由でメールを送る部分だけなので、上のページにあるプログラムから要らない部分を削っていくだけで何とかなりそうな気がします。
そんなわけでAtomUを使ってやることの目処が立ったので、上のページのプログラムを修正したものを作って、AtomUで試してみました。
実際に受信したメールは下記のようになります。
これでAtomUを有効に使えることが分かったので、AtomUが無駄な買い物にならずに済みました。
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