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2024年 旅の視座

  • はじめに
    つぶやき機能のキャパシティ程度の駄文を綴るつもりが、筆が進んでつぶやきの上限をゆうに越えてしまいました。
    駄文に変わりはありませんが、久々に、メインテキストとして投稿したいと思います。

  • 最近の旅の視座
    最近、とあるYouTuberさんが、「その土地の自然や地理を理解してその土地の産品や名所を理解すると観光がより楽しくなる」と話していたことが印象に残りました。

    2020年のコロナ禍以降、私は鉄道を使った旅に頻繁に出かけるようになりましたが、昨年(2023年)末からこのYouTuberさんのような考えを持つようになりました。2022年あたりから、Google Mapや地理院地図を開きながら鉄道に乗って車窓の景色を見ながらその土地の地勢や自然をじっくり観察するようになったことが契機かもしれません。
    また、2023年以降は旅先の地元の郷土資料館や図書館を訪問し、よりその土地の風土について理解を深めることが楽しくなってきました。特に図書館の郷土資料コーナーは個人的に「宝の山」で、その地域の地元の出版社が過去に刊行した貴重な書籍が読めて、一般的に出回っている書籍では出会えない知見に触れることができ、毎度感動と発見と学びがあります。(個人的には広島県三次市や山口県山陽小野田市の図書館が特に印象に残っています)

広島県三次市の図書館
  • これまでの旅の視座
    生まれ育ちが東京の都電荒川線沿線の私は、家のベランダから都電を眺めて育ったこともあり、根っからの鉄道好きなのですが、小学生の頃に東急全線のスタンプラリーに参加して、法人としての東急グループに興味を持ち、以降鉄道経営や鉄道史を中心とした鉄道好きとして今に至っています。

    また、小田急線高架複々線化工事や京王線調布駅地下化工事など、日々新しい景色に巡り会える鉄道工事も中学高校以降興味を持ち、2020年のコロナ禍前後からは渋谷駅改良工事観察にはまるなど、交通土木や建築にも強い関心を持っています。

    2022年の鉄道開業150年記念イヤーの際は、全国の「鉄印」蒐集に奔走しましたが、その際出会った各地の地方鉄道と、その鉄道が走る地域にも関心を持ち始めました。中でも大糸線、名松線、芸備線、山田線、えちごトキめき鉄道は2022-2024の間で複数回乗車しており、これまで訪問する機会の少なかった土地の魅力に触れ、もっとその土地について理解を深めてみたい、と思う契機を地方鉄道の旅からいただいています。

    上述の通り、私の鉄道趣味は撮り鉄でも乗り鉄でもない特殊カテゴリーだと考えていますが、最近Xで「システムとしての鉄道が好き(な人)」という考え方が目に留まり、「この考え方はしっくりくるなぁ」と感銘を受けました。
    私は鉄道写真には興味が薄く、ただ鉄道に乗るだけでは飽き足らないため、自分はどういうタイプの鉄道趣味者なのだろう、と長年思っていたのですが、「システムとしての鉄道」を軸に、地域、自然地理、人文地理、歴史、土木、経営の知識を深めることが好きな人間なのだ、と改めて整理できて漸く落ち着いたところです。

日々変わる渋谷駅(2024.2.16)
  • 今後の旅
    「現場主義」が好きな私としては、書籍やインターネットで知見を得るだけでなく、現場に足を運んで体験しながら様々な知見を深めることを旨としたいと思っています。
    さらに学びや発見を重ねて、自分ならではの視座で自分の興味分野の知見を深化させ、何某か価値のある情報を発信していけるよう、研鑽し続けたいと思います。
    (時間・金銭の両面で自由が効く間は、という条件つきですが。)

    本日、2024.2.17-18は(も)、2024年初・大糸線沿線探訪に行きます。フォッサマグナについて理解をさらに深めていく予定です。

大糸線南小谷駅(2023.12.10)

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