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「リーダーとは希望を配る人」という話

ナポレオンの言葉のようですが、出典の真贋は別にして、大好きな言葉です。

赤字を撲滅し成長につなげるプロセスは苦痛が先行するので、その間従業員はこう思っています。

「この苦しみの先には、何があるのか?」

苦しみの先には、素晴らしい将来が待っていなくてはなりません。そうでないと、やってられません。気力が続きません。

「より高い営業利益率が待っている!」「競合に勝てる!」「(怖い)誰々さんに褒められる!」は希望ではありません。それは単なる予算目標であり、事業計画であり、社内政治です。

「ボーナスが増える!」「昇進する!」も、上記よりはいくぶんマシですが、一定の人・一定の期間しか効果がありません。希望ではなく、インセンティブ(動機付け)だからです。

「希望」は明るく楽しいものです。具体的で、聞いた人がわくわくするものです。辛い時にそれを考えると、疲れをしばし忘れ得るものです。

苦しみの先にある希望をみんなに示し、苦しみを共に乗り越えられる人がリーダー。

苦しみの工程表を示すだけの人は、管理者ですね。

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