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ひたすら編集作業を続けながら、一日がすぎる。2021年の夏休みが終わる。

いよいよ夏休み最終日

 ついに夏休み最終日。まあ、日曜日なので厳密には夏休みとはいえないのだけれど、明日から仕事再開。とはいえ、近所でやはりCOVID19のクラスターが次々発生しているため、問い合わせ電話や相談の電話はきわめて多い。ただ、心配していた緊急往診の依頼などはだいぶ減ってきた。電話対応のみでなんとかなるレベルだ。日々の陽性者の数も東京は先週一番多かったときより少し減ってきているようだ。検査のキャパがいっぱいになったのか?とも思ったけれど、すこし人々が気を付けはじめたのかもしれない。ワクチン接種も粛々と行っている。まあ、そろそろ学校も始まるのでそうなったときにどうなるかは不透明な部分なのでまだ気は抜けないのだけれど。

 先日のインタビューを編集しようと頑張ってみたけれど、なかなかうまくいかないので長男に相談したところ、彼がふだん使っている動画編集ソフトを使ってやり方を教えてくれることになった。「簡単なことだったらこのフリーソフトでだいたいできるよ」。せっかくお金出して動画編集アプリをインストールしてみたのだが、慣れないことは時間がかかる。あきらめて長男がいつも使っているソフトを新たに導入して、再度作業にとりかかる。

 やっぱり自分で試行錯誤するより、人に聞いてやるほうがずっと効率がよい。とはいえ、長いインタビューのどの部分を使うか、どことどこをつなぐか、などは自分しかわからないので、なかなか難しいところ。ある程度は先日の構成作家見習いのKさんが作ってくれたコンテにしたがって、編集し、強調したい発言などや、突っ込みを入れたいところにはテロップを挿入するのだが、やはり慣れないせいかこの作業には結構時間がかかる。そもそもテロップってセンスがいる。動画変換がうまくいかなかったり、読み込みに時間がかかったりして、その都度ステイホーム中の長男に助けを求めつつ、だいたい完成に近づいたのはもういつもの日曜日なら笑点の大喜利が始まる頃の時間になってしまった。結局まるまる一日をかけしまったもよう。とりあえず保存して今日の作業は終了。あとは、プレゼンテーションが本当に2時間で収まるかどうか、時間配分を考えなくちゃ。

 もういっかい、変わること、そして、続けること。

 全員とのインタビューを見直してみて、やはり各インタビューの後半部分、お互いに仕事の中身やこれからの活動などについて突っ込んで話をしたところをいくつか選びだし、プレゼンテーションに合わせて、前後の文脈がなくてもわかるようにつなげてみる。とにかく、他人からの目線ではなく、自分の中での納得につながるように。

 地域での仕事は、もちろんきちんとしなければいけないし、他からの評価が得られるように進めていくことは必要だ。だが、地域にむかう仕事というのは、ときには徒労に終わることも多い。今がそういう時期かもしれないけれど、仕事をしていてももっと何か別のことができる、というように思わってしまったり、自分の中で納得感が得られないこともある。そんなときに支えになるのは患者さんの笑顔、とかではなく、何かの資格とかでもなく。もちろんこれらは支えにはなる。しかし、やっぱり最後は自分の中に返ってくる。とにかく、何年たっても学び続けること。そして前を向き続けること。

 ネットは相変わらず強い言葉があふれている。だからこそ、僕はあえてこういう地味な作業を行っている。華々しい活躍をしている人たちを横目に、いつの間にかいなくなってしまった人たち、うしろのほうでじっと見ていた人たち、そしてコツコツ毎日できることを歯を食いしばって続けている人たち、そういう人たちもいて、世の中は成り立っているのだ。世の中は目立って、才覚があって、さえている人たちばかりではない。そんな時代だからこそ、僕はあえて、こちら側の人のために働いている。

 たしかに生涯教育セミナーにはこんなものいらない、っていう人もいるかもしれない。もちろん僕だって、実践的なもので明日から役に立つことを学びたいし、それを直接応用して、昨日とは違う僕になりたい、とは思う。

 でも、まあ、今の僕にできることはやっぱりこういうことになる。そしてそれをずっと今までやってきたのだ。必要だと信じて

 まだもう少し手直しは必要だけれども、とりあえずだいたいの流れはできた。オープニングは人がいない町の風景。そしてクロージングは僕と僕にかかわってきた人たちとのスナップショット。そしてその間は、僕の個人史と、僕といろいろな人たちとのダイアローグが重なる。会話の中から浮かび上がってくるもの。それを大切にしたい。

だけど、だいぶ、ソングライターズからは遠くなった。

とりあえず、発表時間のことは無視して、まずはこれでいこう。

それぞれのインタビュー相手に、「ここのところ使います」という連絡をしてみる。オッケーが出れば、全体を整えていく作業に入っていこう。

 夏休みが明ければ、またほとんど時間に追われる生活が再開するはずだ。高校野球が終わり、オリパラが終わってくれて、感染状況がこのまま落ち着いてくれればいいのだが、学校や幼稚園が始まる時期なので先行きは不透明… いよいよセミナーは3週間後…

(まだまだ続きます。ゴールはどこに?)


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