いけない大人
のっけからこんな話でもええのかと思いながら書き始めるが、私は女の子が好きだ。しかし普段の私は真面目。仕事がんばってるよ。職場に女性が居るとがんばる気持ちが更に高まるよ。こんな話はどうでもいい。かなり本気でどうでもいい。
文学というものは真面目な世界だと思っていた、子供の頃。読書をする人(マンガを除く)は頭の良い、真面目な、賢い人、と勝手に思いこみをしていた。
初めて、所謂流行作家と言われる人気作家の本を読んだのが、村上春樹「ノルウェイの森」で次に読んだのが村上龍「コインロッカー・ベイビーズ」だった。「ノルウェイの森」ではエロセックスシーンがあるのだが、他の村上春樹作品でもほぼ毎度の作品でセックスシーンが現れる。「ノルウェイの森」を初めて読んだときに結構衝撃を受けた。そして村上龍「コインロッカー・ベイビーズ」においても放送禁止用語はやたら出てくるし、村上龍デビュー作「限りなく透明に近いブルー」では危険ドラッグやセックスシーンが頻繁に出てくる。ああ、そうだったのね、読書ってそうなのね、と私は思い、それまでマンガも少しは読んではいたが、断然小説の方が面白いようになっていった。こんなことを書くと、エロ目当てに小説を読んでいると思われるかも知れない。決してエロ目当てで小説を読んでいる訳ではない。が、だったら何を目当てに小説を読んでいるんだ?と問われても答えに困る。単に面白いから読んでいるとしか答えられない。
男性作家のみならず、女性作家もセックスシーンを書く。なぜなら男女問わずセックスするから。しない人もいるかも知れないが。ちなみに私はごぶさたしていますが。
文学というものは真面目な世界だと思っていた、子供の頃。読書をする人(マンガを除く)は頭の良い、真面目な、賢い人、と勝手に思いこみをしていた。が、実は大人が言うところの「いけないこと」が蔓延している世界だった。
世の大人たちは、子供たちに向かって「本を読みなさい」とか「読書しなさい」とか「君、読書が趣味って言うけど、どうせマンガでしょ」とか偉そうに言うが、そんなことを言うあなたこそが読書をしたことがないのではないか。私はこんなエロい本を子供に勧めることは今のところ、出来ない。
私は女の子が好きだ。しかし普段の私は真面目。仕事がんばってるよ。職場に女性が居るとがんばる気持ちが更に高まるよ。こんな話はどうでもいい。かなり本気でどうでもいい。でも大きなイチモツは欲しいです、神様。