#3 認知

こんにちは或いはこんばんは

読者諸賢は集団の中である程度認知されているだろうか。私は思っていたほど認知されていなかったらしい。

先日、前回書いた友人と一緒に遊びに行った帰りである。

その友人は元々私と同じ学校に通っていた彼の別の友人にも絵を見せ、助言を貰っているということを私に明かした。
片手で数えられる程度にしか友人がいない私は少し羨ましく思った。
私の友人としばらく彼女について話していると、彼は彼女に"私"の事を覚えてるかということを聞いたという話を私にしてくれた。
彼女は知らないと答えたらしかった。
確かに私は学校で目立っていたわけでもなく、誰とでも話すというわけでもなかったため、私の事を知らない人が居ても当然だと思っていた。
しかし、実際に存在すら知らないという人がいたという現実を突きつけられると少し辛いものがあった。

友人と別れた後、私はこれからも関わる機会がなければ存在しない人間として扱われていくのだろうというような事を考えた。
自分が変わらなければならないとは思っていながらもそんなことを考えてしまった。

そんなことを書きつつもきっと、これからも薄い存在であり続けるのであろう。


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