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三寒四温
「さんかんしおん」
冬の終わりから春にかけて、寒い日が三日ほど続くと、その後四日間くらいは暖かい日が続き、だんだん暖かくなっていく様を言います。
まさに、「今」ですね!
花粉症🤧を除いては、私はこの時期が好きなので、三寒四温の由来を少し調べてみました。
もともとは朝鮮、中国東北方面の天気俚諺(てんきりげん)※に由来するそうです。
※天気俚諺(てんきりげん)
天気予報がなかった時代、人々は空の色や風向き、地形、動物の様子などから天気を予想し、生活に役立てていました。
「月に笠がかかると雨」「夕焼けの次の日は晴れ」など、皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。
天気にまつわる、このようなことわざを「天気俚諺(てんきりげん)」と呼んでいます。
「三寒四温」は、元々は、冬は寒い日が三日、暖かい日が四日続き、寒い時は晴れ、暖かい時は天気が悪くなる、という言い伝えのようです。
冬にはシベリア高気圧の勢力は一週間くらいの周期で変化します。強くなると寒気が吹き出して気温が下がり、弱くなると暖気が入ってきて気温が上がります。それにより、天気が悪くなる現象が起きる。
実際には日本の冬に、ユーラシア大陸で起こるような三寒四温の現象が起きることはほぼありません。
ただ日本では、寒暖の差がはっきりと表れる二月から三月に、寒い日が続いたかと思うと暖かくなり… を繰り返して冬から春へ季節が変わっていく、というニュアンスで使われることが多くなったようです。
ちなみに英語では、
cold for three days and then warm for four days.(三日間寒くてその後の四日間は暖かい)
や
alternating warm and cold days.(暖かい日と寒い日が交互に変わること)
そのまんまですね!😂
ただ、暖かくなるのは、長らく耐えて頑張ってきた事が報われるイメージもあり、何か気持ちが踊るものです。
進んだり戻ったりしながら少しずつ前に進む、という意味の「三歩進んで二歩下がる」という言葉もありますが、
我々の人生も、良い事があったと思った直後に悪い事が起こり、なかなか前に進んでいないように思える事も多いですが、大局で見ると、少しずつ前に進んでいるような気もします。
皆さんの人生が「三寒四温」でありますように!!