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生きているという事

最近、『生きている』という事について深く考える事柄が二つありました。

一つ目は新型コロナウィルスの全世界での感染拡大。
日本でも感染者が増えて著名人の方も亡くなりました。今まで当たり前の様に出来ていた家族で買い物に出掛けたり、食事に行ったりといった普段の生活を自粛せざるを得ない状況になりました。

「今までの生活って本当に尊く有難い事だったんだね...。」と妻ともよく話をしていました。

そして二つ目、先日妻の母が亡くなりました。
病気を患っていた訳ではなく、本当に急な出来事でした。訃報を聞いた時、夢なのか現実か分かりませんでした。今でも信じられない気持ちが何処かにあります。

義母の事を少し書きます。
私が妻と結婚したのが2013年、約7年間お世話になりました。結婚した当初から私を実の息子のように愛してくれました。結婚してすぐにチームが中々決まらない時期も私を信頼してそっと見守り続けてくれました。かなり心配だったと思います...。
(この時期の事はまた改めて書きます)

そして子供が産まれてから子供達にも同じように沢山の愛情を注いで接してくれました。上の娘は3歳、下の息子はまだ1歳にもなっていないので将来覚えていないかもしれません。本当に優しくて愛情の深いおばあちゃんだったよ、と伝え続けたいと思います。

この二つの事柄、特に義母が亡くなった事で『生きている』という事の価値観が凄く変わりました。

人っていつ死ぬか分からない。
生きているだけで本当に幸せな事なんだなと。

生活がどんどん豊かになり、みんながスマホを持って何でもできる便利な世の中になりました。
便利で暮らしが豊かになりすぎて、人は些細な事で幸せを感じなくなります。私もその1人でした。

でも本来、人は生きているだけで奇跡。
その上、私は健康で大好きなサッカーと出会いプロサッカー選手になるという夢を持つ事ができ、それを叶えた。
そして、愛する妻と子供が2人も居る。
私の周りには私の事、私の家族の事本当に大切にしてくれる多くの方が居る。
奇跡の連続で今の生活があり、めちゃくちゃ幸せです。

だからこそ、この恵まれた人生の時間をどう使うのか。少しも無駄にしてはならないなと。
愛する家族の為、周りの支えてくれる方々の為、社会の為に何が出来るのか、考えながら日々を大切に過ごしたいと思う。

この価値観が正しいとも思わないし押し付ける訳でもありません。幸せの価値観なんて人それぞれ。

ただ私自身が出来た人間ではないのでこの気持ちを忘れない様に書きました。

読んで頂き有難うございました。

辻尾真二

義母が亡くなった日に割った玉が2つとも双子。

奇跡ですね。


辻尾真二


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