任売VOL.3
「マジかぁ、百戦錬磨のSさんが線香を立てるとは…。… 終わっちゃうかなぁ、俺」と考えた。
現地に向かった。
潜みながらビルを見た。
「あれ?1階の占有屋さん、電気がついてる!」
すごく、びっくりした。
まだ朝焼けの早朝に悪そうな方々が占有しているフロアーに出入りしていた。
すると、1台の大型のトラックが来た。
荷台に事務所内の色んなものを積み始めた!
7時、トラックは荷物を載せて何処かへ行った。悪そうな方々も車に乗り、何処かへ向かっていった。
そこから、忙しかった!
Sさんが「よし、今だ‼️ 変えるぞ‼️」と。
ビルの全ての扉の鍵を変えたのだ。
シリンダーごと抜き去り、全ての鍵を変えた。
輩さんが二度と占有出来ないようにするためだ。
1時間ぐらいかな。
全ての入口の鍵を変えた。
いつ戻ってくるかわからない輩を気にしながら、全ての鍵を変えた。
極度の緊張の中で、ぼくの右耳の奥で何かが弾けた。
「ブチッ!」⁉️
鍵を変えながら、何かが弾けた。
後に耳鼻科の先生曰く、極度の緊張状態で急性突発性難聴となったらしい。
右耳、聞こえない…。
[つづく]
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