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未知との遭遇3

債権債務の紐付けと貸出金と被担保物件の紐付けが終わった。

なんだか、外は明るくなり始めていた。

籠城している店舗にも次第に明るい日差しがブラインドから差し込んできた。

なぜ、60間近の社長と朝まで籠城しているんだろ?と薄々感じながら、弁護士さんへの資料を作り込んだ。

その時、バタン!
入口の扉が音がした。
ついに奴らが踏み込んできたのか?

違った。
弁護士先生が登場した。
「ちょっと早起きしちゃったよ笑」と笑いながら登場した。

受任を依頼し、その場で契約。

ちょっと強面の兄さん達も帰っていった。
多少もめていたが、平穏な朝を迎えた。

弁護士先生へ作成した債権債務関連書類を渡した。
「え?ありがとう。…破産でいきましょう」と。良くできたね?と褒められたことを覚えている。

そこからはスピード感を持って、不動産処分、破産手続きが終わった。

今、その社長は農業に従事し、理想とする米作りにチャレンジしている。
そこそこ、うまくいっている様子を又聞きした。
第2の人生を頑張っているようだ。

しかし、まだお米は届かない(笑)
じっくり研究して欲しい。

[おしまい]

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