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「レイドローねぶた」制作エピソード
2021年12月11日、アークス浦安パークで行われた練習試合vs三菱重工相模原ダイナボアーズ戦グラウンド入り口に突如現れ、ファンを驚かせ楽しませてくれた「レイドローねぶた」。
これは、セカンダリーホームである東北・青森県の若手ねぶた制作集団「ねぶた屋.com」に所属するねぶた師、北村春一氏が制作してくださったもので、試合終了後にグラウンドで贈呈式が行われました。
来る1月22日に行われる、「NTTリーグワン2022」ROUND 3 vs NECグリーンロケッツ東葛戦にグレイグ・レイドロー選手が今季公式戦初出場します。
レイドロー選手を応援するためにも、その制作エピソードをご紹介します。
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「レイドローねぶた」企画制作者のご紹介
企画制作にあたった、ねぶた屋事務局にお話を伺うと、今一度日本全国並びに世界に「ねぶた」の魅力を広く発信したいと考え、2011年から2019年まで「NTTグループねぶた」の制作を手掛けてきた縁もあり、レイドロー選手のねぶた制作に至ったということです。
中心メンバーとして制作を担った、北村春一氏に「レイドローねぶた」制作にまつわる話を伺わせていただきました。
【北村春一氏略歴】
1981年、ねぶた師 北村蓮明の長男として青森市に生まれる。
地元の企業や東京での就職経験、上野駅で父が制作したねぶたのポスターを見て、ねぶたの壮大さや素晴らしさを実感し、2007年帰郷父に弟子入り。
2011年にねぶた師としてデビューし、これまでに9台の大型ねぶたを制作。伝統を守りながらも、型にとらわれない「挑み続けるねぶた」をコンセプトに制作している。
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Q.ねぶたの魅力とは?
MADE IN JAPANならではの幻想的な和のあかりと立体造形の美しさです。
Q.2011年からNTTグループの作品を手掛けていただいていますが、それについて。
「未来を担う若いねぶた師を育成していきたい」というNTTグループねぶた様の方針の元、2011年に大型ねぶた制作者”ねぶた師”としてデビューし、これまで9台の大型ねぶたを制作させて頂きました。先人から受け継がれてきた”伝統”を守りながらも常に新しい発想・アイデアに挑戦し続けていきたいと思います。
Q.レイドロー選手ねぶた制作にあたって難しかったことや面白かったことなど。
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似てるかどうかが最も重要なポイントですので、針金での骨格作りの段階から目、鼻、口の形やバランス調整に苦労しました。
また、私自身、実在する人物のねぶた制作挑戦は初めてのことでしたので今回の経験は非常に勉強になりました。
Q.製作期間は?
約1ヶ月間です。
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チームへの応援メッセージをお願いします。
この度はレイドロー選手のねぶたを制作させて頂き有難うございました。
ねぶた師として少しでもチームの皆さんに元気や感動を与えたいという一心で制作いたしました。
日本が誇る和のあかり”青森ねぶた”の魅力を存分に感じていただけたら幸いです。今後、またチャンスがございましたら他の選手のねぶたにも挑戦してみたいと思います。
皆様の更なるご活躍を応援しております!
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1月22日、vs NECグリーンロケッツ東葛戦@秩父宮ラグビー場。
どうぞグレイグ・レイドロー選手、並びにシャイニングアークス東京ベイ浦安の応援よろしくお願いします。
スタジアムで、J SPORTSで、ラグビーで会いましょう。