凱旋門賞は、4歳牝馬ブルーストッキングが優勝。
本馬はモンジューを経由したサドラーズウェルズ系キャメロットを父に持ち、ディンヒル直仔ダンシリがブルドメアサイヤーという典型的な欧州のニックス配合血統。いかにもといいますか、前傾でダート馬のようなフットワークを持つ馬でした。
シンエンペラーは逆にやや前脚を上げ気味の馬で、深い芝だと脚抜きの良さが活きてくるのでしょうけど、雨が降って粘着質がある馬場になるとパワー不足といった印象でした。
サラブレッドは機械ではないので、馬場にあわせたセッティングが出来るわけもなく、「こんなんどうしようもないやん」というのが率直な感想ですね。
うちらの根幹繁殖になっているアリアプーラがディンヒル直仔のフライングスパー産駒という事で、母系にディンヒルの血統を持つ馬に関しては特によく見ているのですが、「ダンシリってやっぱいいな」と思わせる競馬でしたわ。
さて、シンエンペラーと同じ三白流星という馬相を持つレイデラティエラもデビュー戦は惨敗という事で、これからは現実と向き合う日々となります。これで2歳のうちに重賞挑戦といった年内の楽しみが無くなりましたな・・・。
いやいや、もうため息しか出ないわけですが、今年の競馬は続きます。まだ3か月近くありますので、少しでも成績が良くなるように諸々考えていく他ありません。