人事を尽くしてソバを食って帰る

セプテンバーセールの事前調査が全て終わりました。頭数的にしれてるので作業そのものは大変ではないのですが、まぁ目星をつけるのも億劫といった印象です。

体高が150cmそこそことか、管囲が19cmをきっているとか、はたまた「このカルフォルニアクローム産駒達の中から好きに選んでいいよ」とか、なかなかにハードルが高いっすわ。

でも、「安くて走る馬」を入手するには、まず当たり前に「安くないといけない」わけでして、どこでリスクを取るかという話にならざるを得ないのですけど、「別に買わなくてもいいんじゃね?」とどうしても思ってしまいますな・・・。

そういやセレクションセールの時に一頭だけ競ってもいいかなと思った牡馬がいまして、「一頭だけ競ってもいいなという牡馬がいますが、どうされます? 〇〇番で△△の産駒です」と一村氏にメールしたら「△△の仔は要りません」と返信がきまして、その判断は一般的に間違いではないし、欲しくもない馬を買う必要性もないのですが、馬主さんがこんな感じだと競る馬は当たり前に尚更いなくなります(笑)。

とはいえ、依頼主の内田先生に対しては昨年「成果なし」にも関わらず、経費もろもろ+日給分などお金をいただいていますし、今年も「成果なし」だと、能無しもいいとこですからな。そう簡単に投げ出すわけにもいかず、色々と思考を巡らせてはいます。

小さな牝にも走る馬はいるのですが「予算の関係で安い牝を買ったらたまたま走った」というのと「狙って走る牝馬を安く買った」ではまるで話が違うわけでして、こんなん本当に狙って走る牝馬を買えるものなのかなと・・・。牝馬はからっきしな私からすると、最初から諦めの心境ですわ。

「とりあえず丈夫そうでも気性難が多い種牡馬だけは避けて・・・」、なんて線引きをしていると候補馬が2頭だけになったので、あとは比較展示を見てどうなるかですな。人事を尽くして天命を待つしかなく、買えなければそれは天命がなかったという事。そうなればそうなったで、いずみ食堂のおそばをいただいて大人しく帰ろうと思います(笑)。


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