JRHAセレクトセール2024初日雑感
掲題のセールが開催されました。今年も過去最高の売上額となり、150億円近くにまでなっていますね。平均価格ですら6000万円台半ばです。
現地に行っているわけでもないので、空気感も何も分かりませんが、裏のスペースを狙うとしたらレイデオロの牡馬とかになるはずで、それでも手を出せるような価格帯ではありませんし、「3000万円までの現実的な価格でどうにか」なんて購買方針で行っても全くの無駄足だったと思われます。
牡馬ならポエティックフレア辺りが欲しかったですけどね。牝馬は血統買いになるので、コスパとかそんな基準で選定しても意味はないでしょう。
まーまー「これらの中に将来の日本ダービー馬が混じってますよ、さてどの馬でしょう?」といった側面があるのは事実ですから、お金の計算をして参加するセールではないという当たり前の話に帰結するのですね。
しかし、なんかこう「 Pay to Win 」とでもいいますが、レートが高くて金の力にモノを言わせる競馬は、それに関わる競馬関係者にとっては利があるというだけで、馬主にとっては単純すぎて大して面白くないような気もするんですよ。
どう考えても、こういった数億円するような高額馬達を種付け料50万円の自家生産馬で撃破したほうが痛快で爽快感もあるような・・・。どっちが噛ませかという話になると、大抵のレースでこっちが噛ませになりはするのですがね(笑)。
目指している競馬が違う。
「無課金で己の技量や判断力のみを信じて勝負する」とでもいいますか、このゲームのどこに面白さを見出すかという話ですわな。
高額馬を買っている人達は買う時に金の計算をしてないでしょうけど、所有してからも金の計算をしないというわけではありませんからね。
「お互いに大変ですなぁ」というだけで、何らかのストレスを感じ続ける事になる現実そのものはコスパ派の馬主と同じです。お金を失い続けているのにドヤられてもねというのが私達の矜持かな(笑)。
とはいえ、私達も1回ぐらいは中央の重賞レースを勝たないといけません。
丁度アリアプーラが今年で繁殖牝馬を引退する事になりましたので、ここらで基礎繁殖になりえる良血の牝馬を入手すべき時期でもあります。考えるべき事そのものは多いです。