第5回 旭岳賞

明日9月12日に開催される門別競馬第12R、掲題の重賞レースにステージインパクトが出走を予定しています。

旭岳といえば、大雪山連峰の主峰。北海道において最高峰を誇る山ですが、その名に恥じないメンバーが集まりました。ちなみに、旭岳に関しては、私は過去に2回登った事があります。滋賀の比良山系と同様に、比較的体力を求められない割には素晴らしい景色を楽しめる名コースの一つだと思います。

さて、また王者スーパーステションとぶつかりますな・・・。

まともにやると勝てない事はわかっていますので、要するに展開と運頼みという事になります。論理的に予想してスーパーステションを本命にするのは当然としても、実際のレース結果がその通りにはなるとは限りませんからね。

実は相馬も同じ事なのですよ。

次のセプテンバーセールもそうなのですがね。こういったセールで、まだセールにおける馬の購買に慣れていない購買者陣営は「良い馬を買おう」とするものです。そして、「それがあかんのや」と気づくまでには相当の経験が必要なのではないでしょうか。

既に競馬を数回走って、何度も同じようなメンバーでも対戦して、その上で出される単勝オッズというものは、その馬の実力を端的に反映します。しかし、払い戻しが1番人気から3番人気の馬までの馬券で決まるとは限りません。

このような状態でも良い馬と評価された順番通りに走らないのだから、そんな1歳の段階で良いと思われた馬のみが走るとは限らない。当たり前の話なのですが、高額馬を買うという行為は、こういったリスクを無視しているとも言えるわけです。

本命党か穴党かという単純な話ではあるのですが、正攻法か奇策かという話でもあります。奇策はハマると一見鮮やかなのですが、何度も同じ手は通じません。王道は常に正攻法にあり。問題はこの二つの要素に関して、どうバランスを取るかなのだと思います。

ステージインパクトの強さも大きな腹袋とこのバランスの良さ、収まり具合の良さにあります。相手次第で、自在に動ける強み。メンバーが豪華になればなるほど、その本領を発揮してくれそうな魅力を持っている馬です。

年齢を重ねて、「5歳時の強さが戻る事はない」という現実が一方には存在するのですが、彼の晩年における強敵への挑戦に大きな期待をしています。

いいなと思ったら応援しよう!