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「思い込み」のチカラ

私はフリーランスイラストレーターとして活動を始めてから、かれこれだいぶ長い年月が経ちました。
今回は自分が若い時にどのようにこの道を選択し行動したのかを述懐してみたく思います。

テーマとしては「思い込み」が人生を切り開く、という話です。

今思えばわりと無謀で困難な職業を選択したと思います。
長年の経験と周りの人たちを見てきてそう思います。
それでもどうにか進んでこれてきました。
それにはこれから書くこんな思考技術があったからかもしれません。

私は幼少の頃から絵を描くのがとにかく大好きで得意としてきました。
クラスで(なんなら校内で)一番絵がうまい人。そんな小中高を過ごします。
この素養は本当にありがたいことだと思っています。
イラストレーターとして活躍されてる方達は皆そうではないでしょうか。

なので高校時代は何の疑問もなく美大進学を希望します。
そのために予備校に通うことになるのですが、
そこでは自分が突出して絵が上手いというわけではない現実を知らされだいぶショックを受けることになます。
そのような環境で自分も奮起して努力をすればまだ良かったのですが、
面倒くさがり、さぼり癖のある自分は努力を怠り、当然のように美大受験に失敗します。

その性格のせいもあり高校卒業後も浪人をボイコットしてアルバイトだけの生活をするようになりました。
危機感の欠如と目先の楽しさだけを追った選択でした。まぁ舐めてましたね。

そんなアルバイト生活してるその年の秋頃に
自分の人生について考えさせられる事柄があり(今書いている話と関係ないので端折ります)、
「俺はいったいなにをやっているんだ」
「俺は何がしたいのか」
と自分の存在、人生についてだいぶ自問することとなりました。

答えは、
「絵が描きたい」
「絵を描く職業につきたい」
と自分は強く思っていることにあらためて気づき、
「絵を描く職業ってなんだ?」
「イラストレーションか!」
と、思い至り、すでに美大受験には時間が足りなかったので
専門学校でイラストレーション科がある学校を探すことにしました。
今思えば思慮が浅く安直といえば安直ですが。

そして翌年の春からデザイン系専門学校のイラストレーション科での勉学がスタートします。
この頃もうすでに自分は「イラストレーターになる」としか考えておらず何も疑いもありませんでした。

こんな「思い込み」から始まります。
なんの根拠も後ろ盾もなく、そうなると思い込んでいました。

2年生となり就職活動時期になります。
幸いにも学校推薦で紹介してくれたデザイン制作会社に入社することが叶います。

その会社にはイラストレーション部があり、
そこに配属され晴れてイラストレーターという職業に就くことが出来ました。

この成果も、こうなると「思い込みまくっていた」ので自分では当然という感覚が強かったように振り返ります。

次回に続きます。

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