モントリオールで感じたニューヨークとの違いとその比較。

そういえば、少し前の話ですが、去年の夏にちょっと機会がありカナダはモントリオールに行ってきました。

3年アメリカにいますが、アメリカを出たのは初めて。両国ともに入国審査の際は少しビビりましたが、検査官のあまりにも適当な監査に逆にビビりました。

モントリオールを始めとするケベック州は英語と同じくフランス語が公用語とされる、二言語国家らしいです。ただ、日常的にはフランス語を主に使用するので、アメリカのお隣、同じ英語圏の国という意識で訪れた僕は、大きな異国感を味わうことができました。

なので、まずレストランに入ると"ボンジュール"と言われてテンパります。あわてて"ハロー"と言うと、そこから英語に切り替えてくれます。観光客感丸出し。

街の雰囲気もいわゆる都会という感じで、ニューヨークとそこまで大きく違う印象はなかったのですが、街で飛び交う言葉、看板や標識すべてがフランス語なので、それだけでミーハーな僕のテンションは直ちに最高潮へと達しました。

全く馴染みのない言語の中にいると、自分がまるで子供にでもなったようで、安心感のような心地良さを感じます。全ての責任を投げ出したようなそんな気持ちに。気持ちいー。

そうそう、そこで感じたニューヨークとの文化というか人々の性質の違い。

ニューヨークの人々は本当にフレンドリー。電車内でも知らない人と目があったらほぼ確実ににっこり微笑んでくれます。そこから、少しでも話題があったりしたらそれこそ旧知の友人であるかの如く会話が始まったりも。店に入れば、物凄い勢いで話しかけてきて、着ているものやらなにやら褒めちぎってきたり。よくも悪くもとにかく大げさ。それこそ誰彼構わず、人と人の距離感が本当に近い。
この大げささはニューヨークの好きなところの一つなのですが。

さてそんなテンションで、モントリオールにきてまず感じた事は、こちらから話しかけてもそこまで大きな反応はかえってこず、あまり良く思われていないのかなと思ったり。でも話していくと本当に丁寧に優しく対応してくれました。そういう意味では少し、僕たち日本人に近い控えめな人との距離感なのかなと。

正直最初このギャップに少し戸惑いました。道で目が合えばタバコをねだってくる若い兄ちゃんや、コーヒー買いに行けば今日自分が何をしてどんな気分かを機関銃のように話してくるバリスタ、そんな街で日々を過ごし、狂った感覚の上ではその謙虚さと慎ましさは新鮮でした。

もちろん、これは僕のたった三日間の短い滞在の中での個人的に思ったことなので、悪しからず。

その後、夕飯に訪れたラーメン屋でカレーラーメンを頼んだ時。チャーミングな女性店員がフレンチ訛りで"カリーラーメン"と言ってきた瞬間は恋に落ちずにいられませんでした。

韓国人女性好き、改め、女性という生き物が好きだということを思い出したカナダ旅行でした。

しんち

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