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創業CTOとは何か。それはCTOだったのだろうか。

スペースマーケット Advent Calendar 2019 の 6日目の記事となります。

これから新たにスタートアップする人達の参考になればと思って書いた、ただのふりかえりポエムです。ご参考まで。

サービスリリース前

・共同創業者2名(CEO、CTO)で会社を立ち上げる
・CEOはビジネス開発、CTO(自分)はプロダクト
・サービスコンセプトつくる
・デザイナーさんに渡すためのアウトプットとしてのイメージもつくる
・システム実装も1人でする
・世界を作り上げていく神なのか
・同時にフィードバックが何もない辛さと向き合う
・UI、VDをお願いしていたデザイナーさんとの会話が救い
・それ以外はサービスリリースに向けてひたすら作る
・というか作り終わるしか逃れる術がない自分との戦い
・完成しそうでなかなかしない、自分内もう完成します詐欺が辛い
・なんとかリリースして祝杯の最中に事故。あるある

サービスリリース後

・TechCrunchによるイニシエーションを受けて浮かれる
・本当に鈴木さんは神だと言われる
・ほどなくしてアクセスがぱったり止みあっという間に神でなくなる
・伝手を頼って1号エンジニアを採用
・そのエンジニアがグロースハック大成功
・サービスが軌道に乗り始める
・出す企画が全部数字に変わるのでただ楽しい
・来年も10倍成長!みたいな事を浮かれて言う
・採用強化に向けてプロダクト系のブログをはじめる
・エンジニアイベントで寿司のネタだけごっそり食べられたネタをブログのネタにしたらバズる

アーリー期(組織拡大)

・サービスが順調に成長して人が増える
・職域間の揉め事が起きはじめる
・教訓として採用フローをちゃんとする
・ちゃんとした結果200万ダウンロードの個人アプリ開発してました、みたいなエンジニアが入社してくる
・CTOっぽく技術戦略を立てたりする
・評価や部署間調整の時間が長くなる
・CTOはもうコード書かない宣言
・ストレスのため3日でまたコード書き始めて呆れられる
・色々重なってデザイン室長もやるようになる
・本当はデザイナーになりたかったので楽しい
・自分がCTOな事を忘れそうになる
・実際と合わせようと肩書にCPOも追加
・プロダクトマネージメントの色々な事について権限委譲が回り始める

レイター期(色々拡大)

・前ほど忙しくなくなったので新しいサービスなどを立ち上げ始める
・また忙しくなって後悔
・色々重なってマーケティング部長になる
・メンバーに追いつくためにマーケティング本を読んでひたすら勉強
・ユニットエコノミクスをゴリゴリ推進
・CTOでもCPOでもなくただのデジマ好きの人になる
・本当はマーケターになりたかったのかもしれない
・若手エンジニアが増える
・新しく入って来る人にはデフォルトよくわからない偉い人でしかない存在になる

NOW

・マーケから軸をエンジニアに戻そうとする
・しばらくコード書いていなかったので筋肉痛みたいになる
・ここから未来の何かへのコードを再び書き始める..(予定)

創業CTOとは何か。それはCTOだったのだろうか。ただの仕事楽しかったみたいなエントリーになってしまったのはなぜなのか。創業CTOは苦しい辛いみたいのが書きたかったのに。

次は1号エンジニアの小林さんにバトンタッチです!