自分の人生が「可変である」と考えられるかどうか
12年勤めてるのに手取り14万円しかもらえなくて日本終わってるみたいな記事が話題の様子。
もしこの記事に書かれている人が本当にいて、自分の努力が報われなくて苦しんでいるのであれば、「日本終わってる」で締めくくってしまってることに原因があるのだと思う。
人生の不幸を日本というコントロールが効かないものに帰属させてしまってる点が、せっかく生きているのにもったいないなと感じる。
よく語られる思考法で、他責思考と自責思考というのがある。
他責思考は起きている事象を他者(他物)に原因があると捉え、自責思考は自分に原因があると捉える思考法のこと。
例えば寝坊して遅刻してしまったとしたら、目覚ましが鳴らなかったのが悪い!とか、親が起こしてくれなかったからだ!っていうのが他責思考で、疲れを溜め込んでたせいだ、目覚ましの音量を低く設定してた自分のせいだ、と考えるのが自責思考。
別にどちらが正しいとか悪いとかって話じゃないけれど、よりストレスなく自由に生きるのなら、自責思考のほうがいい。
なぜなら、自責思考は自分の行動によって次の未来が変わるので、人生を自分でコントロールできる(と感じられる)から。
冒頭の記事の人も、日本に原因があるんじゃなく、今置かれてる環境は自分の選択した結果だと考えられれば、次の一手が打てるのではないかな。
「日本がこんな構造だから仕方ない」で終わらず、「流されて過ごすと今のような状況になるなら、別の行動を取ってみよう。」といった具合に。
人生は可変である、と感じられるほうが、間違いなく自分の人生を切り開けるし、窮屈な気持ちから抜け出せる可能性が高くなる。
このことを知っとくだけでも、だいぶ生きやすくなるんじゃないかなぁと思う。