環境読みに意味はあるのか

本記事はあくまで私個人の意見であり、他の意見を批判するものではないことを前提として見ていただきたい。

また内容の説明が難しくわかりにくいところも多々あると思うが、この記事を読んで何かの気づきになれば幸いである。

早速本題に移ろうと思う。

環境読みとは

環境読みとはトーナメントシーンで活躍するデッキの中で現在はどのようなデッキが流行しどのようなカードの採用がされているのかを調べ、それに対して有効なデッキやカードを採用することによってプレイング以外の所で差をつけることが目的である。


なぜ疑問に思ったか

なぜ環境読みをすることに対して疑問に思ったかだが、理由は環境読みが結果論であると感じたからである。

先週までの環境のデータを洗いざらいしたところグーデッキがシェア率トップだったとする、その場合来週もグーデッキが多い予想でパーデッキを持ち込むことになると思う。
しかし実際に会場に行くと思ったよりグーデッキが少なく、チョキデッキに2連続で当たって0-2なんて経験をしたことはないだろうか。

これを「環境読みに失敗した、確率的に仕方ない」と捉える方もいるだろうが私はそうは思えなかった。

今回の環境読みの失敗から学んだことはグーが流行ると思ったら意外に流行らなかったこと、チョキが思ったより多かったことだがこれをデータから読み取ることは難しい。

なぜならグーが流行ったらパーが流行ると読んだチョキのプレイヤーがいたわけである。

なんならグーが流行ったからパーが流行ると読んでチョキを使うプレイヤーを読んでグーを続投したプレイヤーもいるだろう。

プレイヤーは機械ではない

プレイヤー達は毎回同じデッキを使うわけではない。
毎回同じデッキを使うプレイヤーもいるが気分でデッキを変えたり毎回デッキを変えるプレイヤーもいる。

そのため環境考察をしたせいでデッキ選択を歪めた結果素直にグーを使っておけば勝てたチョキに負けたことになる。

しかしこれも結果論である。

意味がある環境読み

環境読みは完全に意味がないと思っているわけではない。

大前提として環境にどのようなデッキが存在しているのか、そのデッキの特徴やカードのテキストの把握は必須であると思っている。
前述した内容はあくまでそれを鵜呑みにし過ぎてデッキ選択を歪めることに意味があるのかと思っただけである。

環境読みをする意味があると思うのは地元の大会などである。
地元の大会は狭いコミュニティの中での戦いのためこの地域はチョキデッキを使用している人が現状いない、この人はデッキをあまり変えない性格である、また気まぐれで使われたとて分布としてはせいぜい1.2程度。
こういう状況であればチョキデッキを割り切ったパーデッキは理にかなっている。

しかしこれもプレイヤーの気分次第でチョキが増えるため「確率」などといった曖昧な根拠をもとにしたデッキ選択になっているためこの選択が正解かは結果論であると考えている。

デッキ選択

では環境読みの意味がないとするならどのようなデッキを選択すれば良いのかと疑問に思うだろう。

実際ある程度強いデッキであればどれを使っても結果論であると思っているが、私がデッキを選ぶ際に見ているポイントを挙げていこうと思う。

デッキパワー

環境上位がじゃんけんになるのであれば環境外にいかに負けないかは差別化できる点である。
その場合地力が高いデッキや対応力が高いデッキは評価を上げる。
逆に環境に合ってるだけのデッキは1.2回戦を取りこぼしがちであり、あまり良くないデッキ選択であると思う。

嫌いな負け方をしないデッキ

これは感情論なので別に参考にする必要はない。

ただ各々負けた時に納得できる負け方と納得できない負け方があるだろう。

例えば事故って負けたや不利対面を踏んで負けたなど。

事故って負けるのが嫌であれば安定したデッキを使うべきで、不利対面を踏んで負けるのが嫌であれば不利対面が少ないデッキを使うべきである。

正直どれを使っても勝てない日は勝てないため納得できる負け方を探すのは長くゲームを続けるにおいてモチベーションを維持するために大切だと思う。

結論

ここまで色々話したが結局何が言いたいのかというと、環境読みをした所でプレイヤーは機械ではないため思った通りにならないということである。

パーを持ち込んで上手く行く日もあるがそれはグーも同様であり、明らかなハズレデッキ以外はわざわざデッキを変える必要がなく、デッキを選択する際はその週環境的に一番優位なデッキを選ぶのではなく、環境デッキの中から相対的に一番強いデッキを持ち込むのが一番勝ちやすいと思った。

それでは

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