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外資系企業を退職するまで 時には立つ鳥跡を濁してもいいんです その2
みなさん、こんにちは。しんまるです。
前回に引き続き、外資系企業を退職するまでの話です。もともと「その2」になるつもりはなかったのですが、そうなってしまいました。
年内に退職したいと思っている自分、当初の話通りに内定通知書を受領後、退職まで2ヶ月は確保してほしいという上司、そして、本社(親会社の人事)に話をして処遇を改善するので半年くらい退職日を先延ばしして欲しいという社長。。
前に退職を考えたのは50代を意識したことが大きいと書きました。それはその通りなのですが、もうひとつ大きかったのが、組織の中で責任を取らない人が増えたからです。
私はあまり職場や人の悪口を言うのは好きではない、というのもネガティブなことを言葉にすると自分の心もまたいい気分には決してならないからです。
社長には上司に退職する旨を伝えてすぐに呼ばれましたが、特に慰留されることもなく淡々とした感じだったので、今さら何を言っているの?としか思えませんでした。問題はそこじゃないのに。。。この人には何も見えていないのだなという残念さとあきらめと。
当時、私はたくさんの有休及び代休が残っていました。内定受領後すぐに有休を消化しても十分にお釣りがくるくらい。ですので、年内をもって退職します、そして明日から有休を消化します、今までお世話になりました。と言うこともできました。
ですが、前回の投稿時にも伝えた通り、上司にはなんの責任もありません。日々の業務に追われさぞ大変だったと思います。一緒に仕事をしたのは短期間でしたが、人間的にもしっかりした人だったと思います。しかしながら、それとこれとは別です。
たくさん葛藤もしました、悩みました。誰かがいなくなっても組織はなんだかんだ言って回る。でも、、、
そして、上司との話し合いの末に、退職日は1月末まで延ばすことになりました。その代わりに上司に、残っている代休を買い取ってほしいというリクエストをしました。上司と社長との交渉の内容は知りませんが、おそらく、社長はいい顔していなかったと想像しますが、そんときはそんときです。
ちなみに、それでも有休を消化できるものではありませんでした。
12月中旬に私の後任もめでたく採用が決まり、彼に私の業務の引継ぎを行いました。そして、モチベーションの維持が非常に難しかったのですが、年度末決算も何とか乗り切り、2022年1月中旬に最終出社日を迎えました。
タイトルの「時には立つとき跡を濁してもいいんです」というのは、この記事を読んでいただいた皆さんが、もし現職を退職する(定年退職以外)ことになったときに、それがどういう状況なのか分かりませんが、もし、残っている有休あるいは代休を消化できない環境にあるのなら、それはたとえ「立つ鳥跡を濁す結果になったとしても胸を張って自分の権利を行使しましょう」という自戒を込めて書いています。
会社に迷惑をかけるとか部の同僚に悪いとか言うのは、そのような状況を放置した会社 or 部署の責任です。個人がそこに負い目を感じる必要は全くありません。そうできなかった自分が言うのも説得力を欠きますが。
最後までお読みいただきどうもありがとうございました。