外資系企業を退職するまで 時には立つ鳥跡を濁してもいいんです その3
みなさん、こんにちは。しんまるです。
今回でこのシリーズも終わりです。書いていると色々と思い出してきて、結局、その3になってしまいました。
さて、既に公示は出ていて社員には周知されていましたが、1月中旬の最終出社日の前の週に本社とは別の拠点にある工場にも挨拶に訪問しました。お世話になった方々へ最後の挨拶をして、ある方からはちょっとした贈り物をいただいたりと嬉しいこともありました。
本社での最終出社日には、お世話になった同僚たちに個別に挨拶と上海とマレーシアの戦友たちとWebでお別れの挨拶という名の雑談をしました。また、今まで業務で関わった国内外含めた全ての人たちに退職の挨拶メールを送りました。
親会社のひとりから嬉しい返信が来たり、あるプロジェクトで一緒だった中国の同僚から退職と聞いてびっくりしている等の連絡をもらったり、事務所でもちょっとしたサプライズプレゼント(なんと綺麗な花束!)をいただいたりして、自分が現職でしてきたことは間違っていなかったと思えました。
最後に会社の門を出るとき、私はその場所に17年通ったことになるのですが、もうこの敷地に入ることがない自分を想像したときに、何というか感慨深いとか寂しいとか何らかの感情が出てくるのかと思ったのですがそうでもありませんでした。ということは、私はここでやり残したことはもうないのだなと。
実は、最終出社日は1月中旬のたぶん火曜日だったと思いますが、その週の金曜日までは上司にマンツーマンの最後の引継ぎを行いました。と言っても、リモートで家からWebでしたので気分がすごく楽でした。
それを知った仲の良い同僚はびっくりしていましたが。。。まだ働いているのですか?と。
その週末から月末までの約1週間は本当の意味での有休を取得してゆっくりすることができました。たぶん、社会人になってから通常の休暇以外でこれだけ休んだのは初めてだったと思うのですが、あっという間に終わりを迎えました。
外資系企業ではスーツを着る機会が結局ないまま最後を迎えました。普段の服装は結構カジュアルでしたので、スーツ、シャツ、ネクタイ、コート、靴といずれもあまり持っていませんでした。
ですので、まずは買い物に行くことにしました。色んなものを一気に買い物するという経験も久しぶりです。楽しいのですが危険です。色々と買っているとあれもこれも欲しくなるので。
歯医者にも行きました。新しい職場は少し遠くなるので、しばらくは平日に行くことは難しいかなと。後は、平日の昼間にジムとか本屋に行くとか。地味ではありますが、有意義な時間を過ごすことができました。
そして、1月末の退職日に貸与されていたパソコン、携帯電話、健康保険証を会社宛てに着払いで送りました。
次の日からは新しい職場、その前日をどういう気持ちで過ごしていたのかあまり覚えていませんが、楽しみと不安と緊張と色々と混ざったような感覚だったと思います。久しぶりの電車通勤が始まることはちょっと憂鬱でした。
最後までお読みいただきどうもありがとうございました。
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