![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142113954/rectangle_large_type_2_3442f9a23062a5bfe3da2a6221277e4b.png?width=1200)
気になるニュース(''ω'')ノ
生成AIについて
昨今、ChatGPTなどで話題になっている生成AIですが、そもそも生成AIなんなんだろう?これからの社会に必要なもの?私たちの生活に影響はあるのだろうか?など思いながら考察してみました。
生成AIの仕組みや特徴
生成AIとは深層学習や機械学習の手法を駆使して、人が作り出すようなテキスト、画像、音楽、ビデオなどのデジタルコンテンツを自動で生成する技術になります。この技術の凄いところは自分で学習しアウトプットする点です。従来のAIは学習済みのデータの中から適切な回答を探して提示する性質を持っていましたが、生成AIは「0から1を生み出す」のが特徴です。機械が0から物事を生み出すって凄いことですよね。私が幼い時では想像も出来なかったことです。ターミネーターの世界…
生成AIの種類・出来ること
生成AIにはテキスト生成や動画生成など様々な種類があります。それぞれの用途に合わせた活用方法を選択することで、これまで人間の手で行っていた作業を大幅に効率化したり、思いつかなかったアイデアを形に出来ます。
・テキスト生成
長文の要約やキャッチコピーのアイデア創出、プログラミングのコード作成などの作業を自動化出来ます。皆さんが使われている今話題のChatGPTがこの機能になります。
・画像生成
指示するだけでイメージに近いオリジナルの画像を生成できるAIです。
以下の画像は「生成AIを象徴する横長の画像を制作してください」と指示して生成された画像です。凄いですよね?ちょっと意味が分からないですが…
![](https://assets.st-note.com/img/1716431949731-oNVW5OwpUN.png?width=1200)
・動画生成
指示したイメージに近い動画を生成するAIです。動画生成AIはAIの中でも開発の難易度が高いと言われています。現時点では数秒ほどの動画を生成できる程度にとどまっていますが、技術が進歩すれば、さらに長尺の動画も生成出来るようになると考えられています。将来は映画もAIが作る時代が来るのでしょうか?
・音声生成
音声入力やテキスト入力によって新たな音声を生成するAIです。例えば、ある一人の声を大量に学習させると、その人の声質と全く同じ声で、様々な文章を自由に話す音声を生成することが可能になります。巷で話題になっているのが、この音声生成AIを悪用した「ホリエモン」こと実業家の堀江貴文氏「偽ホリエモン投資広告」です。良いことに使えばいいですが、悪用されることの方が多いのかも…
物流業界が現状抱えている課題
現在、物流業界は急速な経済成長と消費者ニーズの多様化に伴い、複数な課題に直面しています。長時間労働の慢性化、配達頻度の増加、ドライバーの高齢化、これらの問題は業界全体の効率と持続可能性に影響を及ぼしており、労働環境の改善や効率化技術の導入を急ぐ必要があるとされています。
物流業界でAIができること
上記の課題点を考慮し、私が携わっている物流業界で生成AIは役立つのか考えてみました。生成AIの強みは臨機応変な予測能力です。例えば、物流業界では変動する天候や交通状況、市場のニーズなどの予測ツールを強化するのに役立ちます。リアルタイムでの対応や正確な未来予測をすることで物流業務の効率化に大きく貢献します。
【カスタマーサービスの強化】
AIチャットポットや自動応答システムにより、顧客からの問合せに24時間体制で対応可能になるので人員削減に繋がります
【紙媒体からの脱却】
物流業界では紙バースでの業務が未だに多く存在します。デジタル化することにより、効率化だけでなく、ミスの削減やリアルタイムでの情報共有、紙媒体の使用が減るのでコスト削減にも繋がります
【人員配置の最適化】
配車業務などは職人作業になっていることが多く、人によって積載率などにバラつきが発生します。生成AIであれば過剰な人員配置や不足を未然に防ぐことが可能です。さらにドライバーのスキルや経験までも考慮した人員配置もお任せで楽チンです
【配送ルートの最適化】
リアルタイムの交通情報や天候、配送先の特徴など多様なデータを分析し最適なルートを提案し、燃料コストや配送時間の短縮になります
【倉庫管理の最適化】
過去のデータと現在の市場動向を分析し、季節性や過去の販売傾向などから需要の変更に応じて適正在庫を予測できる。さらに保管場所のレイアウトも最適化してくれるので保管効率も向上します
【仕分・入庫の自動化】
適切な保管場所の選定、物理的な仕分作業を自動化しヒューマンエラーを減少させると同時に作業効率を大幅に向上出来ます
【検品の効率化】
人間の目では見落としがちなミスも発見できるため、品質が向上します。作業時間の短縮やヒューマンエラーの削減も期待できます
物流業界で生成AIが導入されるのはまだまだ先なのかもしれませんが、今後様々な課題点をクリアする為にも必要なツールです。登場してまだ月日が経っていないのでセキュリティ面など懸念点も多くありますが、少しでも多く活用し業務に生かせればと思っています。