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秩序立てて練習に取り組んでいるか

こんばんは守屋です。

【秩序立てて練習に取り組んでいるか】


についてシェアしたいと思います。


プロサッカー選手は全ての練習メニューが監督を初め、コーチ陣で組まれたプログラムの中でその時々に合った適切な練習方法によって実施されます。


でも、あくまでもチーム練習となりますので、個人で取り組みたい練習はチーム練習前後となってしまいます。


多くのサッカー選手は居残り練習をしていますが、果たして秩序立てて練習に取り組んでいるのでしょうか。


短期的取り組み

例えば、前の試合で課題となったトラップからシュートへの速さ、正確さなどを必要と思い修正するために練習する。


分かりやすく直近で自分で課題だと思った部分に対して、部分的修正をするために練習します。


この場合、毎試合ごとに課題は異なるために毎試合後、課題を克服しようとしても修正する時間は短く、その場しのぎの場合が多くなってしまいます。


それによって、しっかりと身体に染みつくほどの練習量が確保できないため、半年後などに同じミスを繰り返してしまう可能性が高いです。


長期的取り組み

1年や2年などの長期的視野で取り組む課題としては、肉体面、体力面、長期的技術(基礎技術)などが挙げられます。


この場合、直ぐには結果が出にくいですが、徐々に体に浸透していき、確実に自分の身体が覚えるため、何度でも繰り返し実行できることが出来ます。


しかし、直ぐに結果が出ない地道な取り組みが多いために、フラストレーションもたまりやすく、また長期的なプランのために継続しなければ意味が無くなってしまいます。


秩序立ててとは?

当たり前のように広く知れ渡っていることだと思いますが、改めて説明しますと、


長期的に自分がどうなりたいかという明確なビジョンを立てて、中期的に結果を求めて、短期的に課題に取り組む。


ということが大事になります。

例えばサッカー選手として

長期的:90分間走れてゴール前で決定的な仕事が出来る選手になる(肉体改造、体力アップ、技術練習)

中期的:年々走行距離が長くなったり、スプリント回数が増えて、それに伴ってゴール及び、アシストの回数が増えている

短期的:ゴール前での動きの練習、シュート練習、食事改善、筋トレなど

と言うように秩序立てて取り組むことで、何が今の自分に足りていないか、逆算して今何をしなければいけないかが分かってきます。

その場しのぎの課題にばかり目が言ってしまいがちですが、実際にどんな選手になりたいかと明確に自分自身で打ち出さなければ、本当に自分にとって必要な課題なのかのジャッジが出来ません。

FC東京の永井選手は足が速いことは周知の事実です。その永井選手が自分の課題が

足元でボールを貰ったときに相手を抜く技術が無い

と思ってドリブルやテクニックを習得しようと練習しても、永井選手の足は生かされません。

それよりも、裏への抜けだしのタイミング、抜け出した後のトラップの練習、ワンタッチでクロス、シュートを打つ精度を高めることに取り組んだ方が永井選手はより自分の特徴を生かせる選手になるのではないでしょうか。

秩序立てて練習することは、自分にとって意味のない練習になっていないかを判断する一つの基準にもなります。

無駄な練習などないと思うかもしれませんが、時間は無限にあるわけじゃありません。

どれだけ自分自身が、どんな選手になりたいか、その為にどんな取り組みが必要で、どんな課題があるかを見つけ集中して取り組むことこそ大きな結果を最短で得ることが出来ます。

ぜひ、長期目標から作り逆計算して練習に取り組んでみて下さいね。



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