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気負いすぎず、集中力を研ぎ澄まし「ゾーン」に入る方法
こんにちは守屋です。
【気負いすぎず、集中力を研ぎ澄まし「ゾーン」に入る方法】
についてシェアしたいと思います。
一流選手が勝利を決めた試合で決めた得点シーンを振り返るときに、
「相手が止まって見えた。」
「周りの景色がスローモーションに見えた。」
などと言うちょっと普通の人では理解しがたいコメントを残すことが多くあります。
このような事例を心理学ではフロー、ゾーンと言う風に呼ばれています。身近なことで言えば、
・自分が興味のある分野の勉強をしていていつの間にか翌日になっていた。
・ゲームをしていたらいつの間にか夜中になっていた。
・会社で大事な議論をしていたら24時を回ってしまった。
などありますが、スポーツの世界では極限にまで集中した試合に起こることが多いです。
フローの構成要素
心理学者のミハイ・チクセントミハイによれば、明確に列挙することができるフロー体験の構成要素が存在し、その中で8つを挙げています。
1、明確な目的(予想と法則が認識できる)
2、専念と集中、注意力の限定された分野への高度な集中。(活動に従事する人が、それに深く集中し探求する機会を持つ)
3、自己に対する意識の感覚の低下、活動と意識の融合。
4、時間感覚のゆがみ - 時間への我々の主体的な経験の変更
5、直接的で即座な反応(活動の過程における成功と失敗が明確で、行動が必要に応じて調節される)
6、能力の水準と難易度とのバランス(活動が易しすぎず、難しすぎない)
7、状況や活動を自分で制御している感覚。
8、活動に本質的な価値がある、だから活動が苦にならない。
全てがが必要と言うわけではないですが、上記の要素を含むと入りやすいと言われています。また、フロー状態に入るためには他者に妨害されないことも重要な要素と述べています。
参考元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%BC_(%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6)
ちなみに私がフロー状態を学んだのは井上先生の漫画バカボンドです。宮本武蔵が天下無双を求めて強くなりたくて、強い者を探してひたすら戦いの人生を歩むという中で、本当に強いとは何か?と言うことを考えて物語が進んでいきます。
修羅場のような殺し合いの中で、武蔵は意気込んだり力みすぎることで、自分の力が最大限に発揮できないことを感じ取ったり、相手の武器を意識しすぎるが故に全体を俯瞰して見れなかったりすることを経験していきます。
そんな漫画を描く井上先生も、きっと漫画を描く中でフローに入る状態を何度も作っているからこそ、描ける作品なのかなと言う風に感じました。
サッカー選手も試合中にフロー状態になるには相当な練習と共に、緊張感のある試合を何度も経験しなければ出来ないと思います。
そしてそんなフロー状態に入る時間、回数が長ければ長いほどに最高の結果を生み出すことが出来るのではないでしょうか。
ぜひ、チクセントミハイの提唱する「フロー体験」が出来るように上記の8つの項目に注目しながら取り組んでみて下さいね。
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