良いディフェンダーはスライディングをしない
こんにちは守屋です。
【良いディフェンダーはスライディングをしない】
について深堀したいと思います。
1、ポジショニングこそ全て
そもそも論として、スライディングをする状況を作ってはいけないという守備の原則を考えた場合、ポジショニングが悪いためにスライディングという最終手段を取ったということを認識しなければいけません。
相手の攻撃に対して遅れてしまったために、スライディングをしてしまう状況を作ってしまったと逆算しなければ守備の向上はないでしょう。
2、スライディングは次の動作を遅くする
スライディングは普通にブロックするよりも、座っている(低い位置)から起き上がって次のプレーに切り替わるので一瞬遅くなってしまいます。
スライディングを一般的に使ってしまっている選手は癖になっている場合もあるので、次の動作のことも考えて、どんな状況であればスライディングを使っても問題ないかを一度じっくりと考えることが必要かも知れません。
3、スライディングで止めるDFを賞賛する監督は見える部分しか評価対象ではない
スライディングタックルで止めるというのは、観ているサポーターも味方も監督でさえも賞賛したくなるものです。
ですが、もし監督がディフェンダーの選手に対し、スライディングタックルをしなくなったことを理由に評価を下げてしまうこと、移籍リストに入れてしまうのであれば、それは果たして良い監督でしょうか。
実際にその選手のデータを確認すれば、相手選手に対して事前に良いポジショニングを取って攻撃の芽をつぶすことの方が多くなったデータが取れているかもしれません。
しかし、監督は試合中の選手がスライディングタックルをして相手を止めているかどうかという「見える部分」にしか注目していないのであれば正当な評価を出来るわけもありません。
確かにスライディングタックルは成功すれば見栄えも良いですし、賞賛されるプレーとして評価されやすいです。
ですが、守備を深く追及していけば、ピンチになるようなポジショニングを取らない、相手の攻撃に対して事前の予測と準備を徹底するなど、後手に回らない守備こそ本当に良い守備であり、良いディフェンダーではないでしょうか。
ぜひ、サポーターの皆さんもスライディングタックルをしているディフェンダーが、どんな状況だからスライディングする回数が多くなっているのかを考えて見てみると面白いかもしれませんよ。
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