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クラブの伝統、誇りとはなんだろうか

こんにちは守屋です。

【クラブの伝統、誇りとはなんだろうか】

についてお話ししたいと思います。


サッカー観戦しているとき、ふと実況の人が「〇〇というクラブの伝統を胸に…」や、雑誌などで「〇〇(クラブ名)の誇りにかけて」と言う言葉を聴いたり目にします。


しかし、実際に伝統や誇りというのはどういうものを示しているのでしょうか。


1、明確な戦術

スペイン代表やFCバルセロナはポゼッションサッカーを美学として持っています。つまり蹴るサッカー(カウンターやロングボール主体)と言うのは伝統に反する戦術として採用していません。

逆に小嶺総監督時代の長崎県国見高校は、蹴るサッカーで有名であり、徹底して蹴るサッカーで何度も高校サッカーのタイトルを手にしてきました。

静岡学園のサッカーは井田勝通さんが築き上げたブラジルスタイル(パスサッカーよりも個人技術、ドリブルに特化したサッカー)を徹底して守っています。

戦術は誰が見ても分かりやすいものですが、勝っているときであれば問題ありませんが、負けている時には伝統を変えなければいけない場合もあり、貫くことは容易ではありません。

2、歴史を受け継いだ背番号

クラブで活躍し、クラブの象徴された選手がつけていた番号は称えられることが多いです。

セレッソ大阪では伝統的に、8番がクラブを象徴する選手がつけています。

マンチェスターユナイテッドでは、7番が受け継がれるスター選手として特別な意味合いを持ちます。

クラブそれぞれに活躍した選手がつけていた背番号を重宝しています。

選手の中にはその重みを責任と感じ活躍する選手、重圧に耐えられずに譲ってしまう選手など様々です。

3、サポーターの誇り

負けた試合でも、頑張っている姿をしっかりと感じ取れたのであればブーイングではなく、拍手で迎えてあげるサポーター。

勝った試合でも内容が悪ければブーイングをし、勝つだけで良いのか?という風に気付かせようとするサポーター。

試合の内容はもちろんのこと、戦う意思表示をピッチの中で表現する選手に惜しみない拍手を送るサポーター。

各クラブのサポーターには地域性や国民性など様々な文化があります。

もちろん伝統には目に見えるものもあれば、世の中には出てこないようなチームでの規律や礼儀、エンターテイメントとしての表現力を大事にする文化などクラブによって多種多様にあります。

クラブの伝統や誇りとは、継続し続けている大事にしているコアな部分のことだと思っています。

クラブの歴史を紐解いていけば、歴史の転換期には必ずと言っていいほど物語があり、その物語の主役がいるものです。

伝統や誇りは作ろうとして作れるものではなく、歴史を共有した人々が守ろうとしているものだと感じます。

ぜひ、自分たちのクラブにはどんな歴史があり、伝統があるのか、そのルーツを探ってみるのも面白いかもしれませんね。

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