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試合中の「コミュニケーションの質」を考える


こんにちは守屋です。


ある学生サッカーを観戦中に、負けているチームの選手が、

「この時間帯、頑張るしかないぞー!」
「気合で負けるなー!」
「もっとやる気だして追いかけろよー!」

などと味方選手に声をかけており、勝っているチームは、

「この時間帯や優先順位を考えてプレーしよう。」
「ボールが取られた後、とくに集中してボールを追いかけよう。」
「味方との距離感を、前半よりも意識していこう。」

というコミュニケーションを取っていました。結果として後者のチームがそのまま勝利をしましたが、感じたのはコミュニケーションの質が違うなということです。


確かに気合も大事ですし、頑張ることも必要です。でも、それは周りの選手も分かっていることです。


それよりも、後者のチームのように、的確に周りと何をしないといけないかを共有しあう質の高いコミュニケーションこそ重要ではないかと感じました。


大きな大会であれば歓声で声が聞こえないということは良くありますが、通常の試合ではコミュニケーションはチームのずれを修正する重要な役割を果たします。


そんなコミュニケーションの質を高めることは、90分間の中で常にチームの同じ方向性でプレーできる、ズレが生じてしまったときに再度見直す為の修正することに繋がります。


負けている場合は感情的になったり、思考が停止しやすい状態にあります。そんな時に「ここ、頑張ろう!」ではなく、具体的な指示や何をやるべきかのコミュニケーションの質を高めることこそ、チームの一体感を作るのではないでしょうか。


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