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漫画村が著作権法違反で摘発され広告配信の対策推進

はじめに

漫画村が著作権法違反で摘発され

創業者の星野容疑者がフィリピンで

拘束されました。

半年で6億回のアクセスを稼ぎ

約3千億円の著作権被害を出した

海賊版サイトです。

漫画村閉鎖後も同じような

海賊版サイトは絶える事が

ないようです。

それで広告業界の対策が必要不可欠です。

星野容疑者について

星野容疑者は、フィリピンで

拘束されたのですが、フィリピンから

強制送還される時に、

Manila Muraという文字の書かれた

Tシャツを着ていたそうです。

27歳の星野容疑者は、

著作権法違反容疑で逮捕されたのですが、

捜査官に対して、「認めるか認めないか、

弁護士と話してから決めます」と

答えているそうです。

星野容疑者は、漫画村の創業者と

目されています。

直接の逮捕容疑は、「ワンピース」の

画像ファイルを漫画村のサーバーに

置いて、誰でも閲覧出来る状態にした

疑いがかけられたのです。

また、多数の作品を違法公開して、

約2年で5万点以上を公開したようです。

漫画村の運営組織について

星野容疑者をトップとして、ナンバー2の

安達亘被告(38)がサイト管理をして

指示役になっていたようです。

画像収集役として20代の男女2人が

担当していました。

収集役の仕事は、海外の海賊版サイトから

収集した画像をサーバーに保存します。

それから漫画村工場という別サイトで

編集してから、漫画村に投稿する

役割を担っていたのです。

収集役は人海戦術だったのでこの2人以外に

全国に10人以上居たそうです。

収集役の報酬は

月数万円ほどだったようです。

知人の紹介という形で

参加していたとの事です。

星野容疑者は、収集役とLINE等で

連絡を取り合っていたようです。

漫画村の運営手法について

星野容疑者らはサイトを繰り返し

リニューアルして

使いやすくしていたようです。

捜査の網を掻い潜るために高度な

隠蔽システムを使っていました。

またサーバーをウクライナに置いて、

「防弾ホスティング」というサービスを

使っていたのです。

閲覧者が増えても通信速度が

落ちないようにとアクセス効率化のために

米企業とも契約したりしていたようです。

運営に関しては、

世界中のネットサービスを

フル活用していたようです。

漫画村の収入源について

漫画村の、収入源はネット広告です。

広告料は閲覧者数とクリック数で

運営者側に支払われます。

漫画村には2017年9月から半年間で、

約6億2千万回のアクセスがあったので

億単位の収入があったものと思われます。

広告がどのような媒体に掲載されるかは

企業や広告業者も充分に

把握出来ていないのです。

最後に

海賊版サイトによって、著作権被害が

海外でも顕著になっています。

各国で規制が進んでいます。

英国では、著作権を侵害するサイトの

リストを作成し、広告配信しない

取組をしたら、海賊版サイトの広告が

70%以上減ったそうです。

フランス、カナダ、オーストラリアでも

法改正などが実施されています。

日本でもガイドラインを作成したり、

ブロッキングなども検討されてはいます。

しかしながら、法整備は

遅れているようです。

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