運を育てる方法
今回は土田浩翔の本を紹介します。麻雀は運の要素が大きいので、運をコントロールすることができれば、必ず麻雀は強くなります。私はこの本のおかげで、年末最後の麻雀で、数え役満を5回あがり大勝しました。(三人麻雀の少牌マイティルールで行いました。)以下3点に絞って説明します。
・土田浩翔プロフィール
1959年8月5日、大阪市出身、小樽商科大学卒業
最強位戦所属プロ、Mリーグ公式解説者、タイトルホルダーいっぱい
得意とする対子に関する理論(土田システム)を確立
①牌品低
マナーは相手への心遣い、作法は美しく見える立ち振る舞いのこと。これの逆がマナ悪(牌品低と表現)であり、運を離す行為になります。下にワースト10を挙げたので、当てはまらないかチェックしてください。(絶対に一つはあてはまるはずです。)
人のアガリ、ふりこみにケチをつけること
牌を切るとき、点棒を渡すときにケチをつけること
ツモのときに必要以上にオーバーアクションをすること
イライラして牌を鳴らすこと
人の山、手牌、点棒、河を壊すこと
自分のアガリ、ふりこみを解説すること
全局の反省をすること
ネガティブな発言をすること
ヒジをついたり、足組、腕組をすること
自分の手番が来るたびにいたずらに時を費やしている
私もイライラするとやってしまうことありますが、オーバーアクションのツモはマナ悪に多いイメージがあります。まずは自分の悪いところをなくすことで運は育ちやすくしましょう。
②トップ率8割の男
土田がプロになりたての頃に、驚異的なトップ率をもつお客がいました。そのお客の師匠が桜井章一さん(伝説の雀鬼)であり、彼の道場で麻雀を勉強することになり、運を知るきっかけとなりました。(あの雀鬼とつながっていたなんて衝撃です。)
・雀鬼の教え
オリるのではく、常に闘う精神を持つ
3人がプラスで終わるように着順ごとの役割を全うする
ラスは負けを引き受ける自己犠牲の精神を持つ
ラスは一発逆転、最低でも三番手に上がれるように打つ
4人で作品を作りあげる
したいことではなく、自分ができることを考えながら打つ
最初に雀鬼流の考えに触れたときには、正直よくわかりませんでした。でも麻雀力=人間力と考えるようになってから、麻雀を通して人間形成をする雀鬼流の教えが少しづつ理解できるようになりました。勝つではなく、自分自身の欲に打ち克つことで心を強くし、運につなげるのです。
③運を育てる方法
技術や強さではなく、優しさと美しさを求めることで、運は育ちます。
以下、基本的なことをまとめています。
・運を育てる基本事項
ものを大切にすること
またそこに介入する人の気持ちを想像すること
相手があっての自分であるとわきまえること
物事を先送りしないこと
楽をしないこと
上記のことを日々積み重ねること
以下、本文抜粋。土田さん特有のものの見方がとても勉強になります。
土田さんは配牌を受け取って、心の中でこう語りかけます。
『よくぞ来てくれたね。ありがとう。』
配牌で出会う13枚の牌達、出会い別れを繰り返す。執着はせずとも、感謝の気持ちを持つその様は人間同様、一期一会。34種136枚の牌達に、ありとあらゆる場面で助けられていることを忘れてしまっているのです。
あなたが手牌を見ているのではなく、牌たちがあなたを見ているのです。
この世で一番あなたの麻雀を見守ってくれている牌たちにもっと敬意を表し
、もっと大切に扱い、もっともっと牌たちと会話をしてみてはいかがでしょうか?それが心を育てて、運を育てる、正しい手順なのです。
今回は以上になります。土田浩翔さんのおかげで、マナ悪(この本ですは牌品低と表現)は運を離す行為であり、正しい運の育て方を学ぶことができたと思います。牌たちがいつも私の心を見ていると思うと、より丁寧に麻雀ができると思います。2023年、この本に出合えて良かったです。
色々とポイントが多くなりましたが、自分の悪い部分に気づき、少しでも
運を育てるヒントを得ることができれば幸いです。
記事を読んでくださりありがとうございました。