ニセコクラシック 2024 80km
前半戦の総仕上げとも言えるニセコクラシック。距離短縮、ルート変更、総合順位の設定など去年と変更点がいくつもあった。去年と同じく湾岸サイクリング・ユナイテッドでチームとして参戦。
ニセコクラシック 概要
去年とは逆走ルートとなるが勝負所は大きく変更なし。前半は平坦で、後半で勝負がかかる様相のルートだった。
例年、新見の登り(10分強)で勝負がつくが、今回は登りが段々となっており、実業団の周回レースに近いものを感じた。
あらかじめチームメイトがコースの分析を行ってくれたおかげで試走した際にイメージとガッチリはめることができた。
現地入りまで
今年からITOCのコーチング、いわゆる「クソコーチ」のトレーニングをフルコースで依頼。ニセコに向けて全てを整えてもらうようにしてもらった。
今まではインターバルメニューをもらうだけだったが、LT1走の時間までも指定があった。変則勤務のため、自分で週間メニューを作るとキツキツになり、インターバルが失敗することが多かった。
今年に入ってからはコーチの采配が素晴らしく失敗することが激減した。また各レースに向けてテーパリングもしてくれるので、前半戦の戦績は予想以上に良かった。
木祖村のコンソレーションレースを先頭集団でゴール出来たのも大きな自信になった。
メンタルが病むことが多々あったが順調に進んでるように思えた。
失敗したのはやはり減量だった。これに関しては沖縄でも繰り返してしまってるので本当に対策を考えないといけない。
それよりも大きな問題となったのが現地入りの直前に微熱が出てしまったことだった。
夜勤明けで日勤で来た同僚に「顔赤くない?大丈夫?」と言われ嫌な予感がした。
真夏日を観測してた日だから、汗ばんで暑いのだと思い込んでた。その場で検温して微熱発覚。
急いで医師に相談して出来る限りの処置をする。コロナ、インフル抗原検査は陰性。
熱発以外は症状なし。解熱鎮痛剤を内服して、荷物の最終確認だけ済まして早めに就寝。
朝には解熱し再度、抗原検査を行うも陰性。コーチと福山さんに事情を説明し、とりあえずは現地に向かうこととした。その後は体調悪化もなく過ごせたので良かった。
4月に入ってから胃腸炎などを繰り返していたため、もしかしたら何か引きずってたのかも…?
6月14日 (現地入り)
羽田空港に集合して現地へ。新千歳空港でレンタカーして受付会場へ。
チームメンバーに会った瞬間に緊張してることがバレるくらい顔は固かったらしい。
新千歳空港でレンタカーをして蘭越駅に向かい、そこから勝負どころの登りを試走。去年の新見よりインパクトのある登りではないにしろ、高速な展開が予報されるし、踏み続ける意味ではなかなかきついコースかも。
でも自分にはあってるかもしれないと思い、ひたすら我慢の勝負になると予想をしてみる。
6月15日 (レース前日)
宿から受付まで試走しゴール前を確認。田山くんとスプリントをかける位置などをチェックする。ここでスプリントして田山くんと作戦を話してるうちに覚悟が決まったのか、急に緊張がほぐれた気がした。
宿に戻って他のチームメンバーを回収してフルコースを車で試走。頭で入らなきゃいけない所などを再確認する。
夕飯はみんなで自炊。直売所の白菜とアスパラ、ほうれん草が本当に美味しかった!
6月16日(レース当日)
いよいよレース当日。雨予報だったが晴れ間も見えるくらいの天気。そろそろアメオーを返上出来るぞ。
スタート地点まではアップも兼ねて自走。別の宿に泊まってた雑賀さんと桜子さんも合流。
今年も朝焼けの羊蹄山が見れて嬉しかった。
使用機材
フレーム BRIDGESTONE RP9
ステム VIBEスーパーライトステム
ホイール WH9270-C50-TL
タイヤ corsa pro 26C
ハンドル PRO VIBE AERO SUPERLIGHT 380mm
サドル prologo SCRATCH M5 PAS CPC NACK
ギア比 54-40×11-34
ヘルメット OGK KABUTO AERO-R2
ウェア サンボルト
アイウェア OAKLEY sutro light
作戦
作戦というわけではないが、チームとして今回は「総合優勝&年代別優勝」を取りに行くことを共通の目標とした。
エースは雑賀さんと田山くん、shimogaku組はそのアシストとして動くこととなる。
私の役割はスプリンター達の動きにチェックに入ることだった。各年代に猛者揃いのスプリンター達が居たので、私はその選手をチェックしてエース2人が動きやすい環境を作ることが役割だった。
レーススタート
去年と異なり、男子からスタートとなる。早めにスタート地点に行けたので前を確保。後ろが合流してからのリアルスタートになるためゆっくりローリング。
去年と逆走なので川沿いでリアルスタートが切られる。初っ端から高速で集団が動き活性化。しかし、決定的な逃げは生まれなかった。
その後も何度か逃げやアタックが生じるが、いずれも吸収。ここは玉木君がほぼチェックに入り完璧な仕事をしてくれていた。
自分はスプリンターを逃すまいと、あらかじめマークしてた選手を視界から外さないようにしてた。大集団のまま新見へ突入。
新見の途中で前の自転車がハスッたのか急に横転し自分も止まれず、クリート外して止まる。そこで後ろから自転車が突っ込んできてしまう。
急いでリスタートし、集団に追いつく。登りで急に踏んだのでかなり体力を消耗してしまう。しかもリアの変速がもたつく状態に。おろしたてのヴェロトーゼも破れてしまった…泣
追いついてすぐ、新見のKOMでペースが上がり集団が崩壊する。中切れも発生し、遅れてしまったが下りで追いつく。
去年は千切れて福山さんの引きで復活したが自力で戻れたので今日はいけると、自分に言い聞かせる。
下りをこなし、補給の登りでまた離れてしまう。しかも1人だけ千切れてしまい、下りで回すも追いつけず。
しばらく一人旅してると後ろから第2集団が来て合流。千切れた選手を回収しつつ距離を消化。
10人以上の集団へと大きくなる。同世代のゼッケンを多数回収したので、もしかしたら集団の先頭取れば年代別は取れるかもしれない。諦めるな、頭を取れと言い聞かせる。
残り200mでスプリントを仕掛けて集団の頭を取ることは出来た。
ゴールして順位を確認すると6位だった…
有力なスプリンター勢は大体チェック出来てたので役割は果たせていた…?
しかし、ゴールまで先頭に残れなかったのは純粋に走力不足だった。
レース後
先頭では田山君が総合3位と年代別3位。雑賀さんが年代別2位と大健闘。
去年取れなかった表彰を田山君が取ってくれて嬉しかった。しかもKOMも取るという嬉しいことだらけ。
反省点
上半期は体調不良や仕事の多忙さで減量がうまくいかった。自分の体調管理も考えていかなきゃいけなかった。
減量は計画的にしなければならないので、沖縄に向けて再調整が必要と思う。
去年の沖縄と同じミスをしてるので、本当に反省しなければならない。
毎日体重とカロリーをつける癖から始めていこう。
クソコーチのインターバルトレーニングをフルコースでやって確実に成長は出来た。去年越えられなかった新見を単独で越えられたのは間違いなくインターバルのおかげでした。
去年よりレベルが確実に上がったレースだったので、それに対応できるフィジカルをまたクソコーチに鍛えてもらいます!
ラインレース&チーム戦は本当に楽しいってことが再確認できました!
沖縄に向けてまた頑張ります!!