2days race in 木祖村2024
「アマチュアレーサーのためのステージレース」という、私の知る限り他にはないTTを含めたアマチュアステージレース。
湾岸サイクリング・ユナイテッドはここ数年参加しており、先輩方が走ってるのを去年見る機会があった。
レベルの高さはもちろん、ステージレースということもあり前日のリザルトを考えて走り方がそれぞれ変化していくのが見ていてとても面白かった。
アマチュアレースの最高峰ということもあり、自分ではレベルが到底足りないのはわかっていた。
しかし、今年運良く出場する機会をいただくことが出来た。リザルトで役にたつことは出来ないのはわかっているが、今後のためにも何かを得て帰ろうと思い参戦。
使用機材
フレーム BRIDGESTONE RP9
ステム VIBEスーパーライトステム
ホイール WH9270-C50-TL
タイヤ corsa pro 26C(マクハル仕様)
ハンドル PRO VIBE AERO SUPERLIGHT 380mm
サドル prologo SCRATCH M5 PAS CPC NACK
ギア比 54-40×11-34
ヘルメット OGK KABUTO AERO-R2
ウェア サンボルト
アイウェア OGK kabuto 122ph
レース概要
1日目
ステージ1a 個人TT 8.5km
ステージ1b ロードレース 81km (9km×9周)
2日目
コンソレーションレース(残念レース) 72km(9km×8周)
ステージ2 120km
1日目の午前中にTTを行い、午後にロードレース。2日目は完走できなかった人+長野県の高校生を含めた選手で残念レースが開催され、その後に本戦が始まる。
初日で完走出来なくても、2日目でもレースがあり両日楽しめる形になっている。これはすごくありがたい取り組みだと思う。
コース概要
味噌川ダムの周りを走る周回コース。ゴール前に登りはあるものの、非常に流れるコース。くねくねしておりコーナーを捌くテクニックと立ち上がりのインターバルに耐える力を必要とされる印象。
勝負どころはゴール手前の1〜2分の登り。斜度もあり思った以上に長く感じる。その登りに入る前も若干のアップダウンがあり、ここまでにいかに耐えて足を貯められるかが大事。
ステージ1a 個人TT 8.5km
もともと、TTは苦手意識があり尚且つ、コーナリングも下手な自負はある。試走でコーナーの捌き方を教わりながら確認していく。
チームでは第一出走なので試走が終わったら早々に準備に入る。
チームカーの同伴が必要で福山さんが来てくれた。毎度のことながらサポートしてくれて本当に感謝です。
出ることはないと思ってた木祖村に参加できたことが嬉しく緊張はMAX。
レースはオンタイムでスタート。15〜13分のタイムだろうなと思いFTPよりちょい上を意識して踏む。
コーナーは予想以上に上手く捌けて、むしろちょっと怖いと思うくらいだった。
結果としては13分40秒。下から数えた方が早い結果だった。
後ろから見てた福山さん曰く、ライン取りは良かったがエアロとは全く無縁のポジションになっておりスキル練が必須だねとアドバイスをいただく。精進せねば…
ステージ1b ロードレース 81km (9km×9周)
TTが第一出走で終わったのが大体11時頃、ロードレースは15時からなのでかなり時間が空く。かといってTTは開催されてるので試走などは出来ない。ただひたすらに足のマッサージを行う。
TTが終了しメンバー全員で出走サインへ。ここでお立ち台に登りメンバー撮影がある。
こういうのがあるのも楽しいと思えるところ。
レースはTTのリザルト順に並ぶため必然的に自分は最後尾へ。
コースは狭くて抜く場所も少ないので死ぬ気で前に上がらないといけないと覚悟を決める。
レーススタートと同時に下りへ。いつもなら前に上がれる場所で全く上がれない。コーナーと立ち上がり技術に差があり過ぎてむしろ後ろに下がってしまう。
なんとか隙間を見つけては前に上がりを繰り返してやっと集団真ん中へ行ける。
その時点でアクチュアルスタート。当たり前だが初手から高強度。平坦なのについていくので精一杯だった。
当然余裕なんてなく、ゴール前の登りへ。ここで全てを出し切ってでも前に上ろうと思い踏む。
集団の半分より前に出ることが出来たのでそのまま下りへ。ちらほら抜かれながらも真ん中より前はキープ。
しかし、折り返しの橋で前が詰まりブレーキ。その際に足を上げてクランクを逆回しにしてしまう。
それがきっかけでチェーンが外に落ちてしまう。ゆっくり回転させチェーンを戻すがその時には集団最後尾へ。
流れるコースにおいてここから先頭に戻れるパワーやフィジカルがないのは自分がよくわかっていた。
それでも必死に食らいつこうとするが届かず。5周目でレースから降ろされる結果に。
その後のレースを見てても、たとえチェーン落ちがなかったとしても完走はできなかった。
なによりもレースにおいて何も得るものがなく終わってしまったのが悔しかった。
コンソレーションレース(残念レース) 72km (9km×8周)
初日を終えて、残念レースへ。メンタル的にはズタボロでこのレースも完走は厳しそうだなと…
パンクで無念のリタイアとなった世界の北野さんや、メカトラで本来は残念レースに居ない選手も居たので間違いなく昨日と同じく高強度レースになると予想。
前日とは違い天気も曇り。木祖村の高地で寒いなーと思ってレッグウォーマーをつけるが、周りを見渡したらつけてるのは自分だけだった。本当に寒さ耐性がない…
残念レースには地元の高校生も加わり80人で出走。少しでも前に出ようと試みるがやはりなかなか前に上がれず苦戦。
大学生や高校生の血気盛んな勢いに負けてしまっていた。
3周目あたりから突然、自分の中でスイッチが入ったのか急に前に上がれるようになった。これっていつもやってるクソコーチのショートインターバルと同じじゃないか?と頭をよぎる。
短時間で踏んで前に出て、緩んだところをケイデンスを大幅に変えずにギアチェンジでしのいで維持する。それを意識したらすごく走りやすくなった。心なしか気持ちにもゆとりが出来た。だってインターバルメニューの方がキツく感じるから…
とはいえ、やはり世界の北野さんが毎周のようにアタックを仕掛けて集団は縦伸びになり厳しい展開に。北野さんについていこうとする選手も出るが、北野さんとローテーション出来る余裕はないのか集団に戻ることが多かった。やっぱり北野さんの強さは別格だった。
ラスト1〜2周で北野さんがアタックをしかけ4〜5人先行する形に。ここでメイン集団をイナーメさんや信州大の人たちがコントロール。一気にペースが落ちた。
集団は疲弊しており、リスクを背負ってまで回せる選手はいなかった。なによりこの集団コントロールが絶妙に上手かった。
先行してた選手がボロボロ落ちてきて回収しつつ、ゴール直前へ。ここでいつもの悪い癖が出てしまった。
完走出来ないと思ってたレースが完走できると確信した瞬間に、少しでも上位へという気持ちがなくなってしまってた。その時点で、気持ちで負けていた。
ニセコでそれでは勝てないことを身をもって体験したのにまたやってしまった。登り始めてからそれに気づき必死で踏むが時すでに遅く、集団真ん中あたりでゴール。
リザルトは11位。正直言って自分的にはかなりの好成績だと思った。
しかし、ゴール前でのメンタルや気持ちの弱さが露呈したレースにもなった。ニセコ前にもう一度これを認識出来たのは大きい収穫だった。
まとめ
このレースに参戦させてくれたチームと御嶽ヒルクライムもありながらサポートをしてくれた福山夫妻、別チームからジョイント参加してくれた2人には本当に感謝しかありません。
レース結果的には不甲斐ないですが、もし来年もあるなら鍛え直してまた参加したいと思います。
次はいよいよ上半期の総仕上げのニセコクラシック!
もう日数は少ないですが、クソコーチにインターバルでズタボロにしばかれながら頑張っていきます!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?