【転校三日目。落ち込みから学んだ物】~君はまだパパと呼ばない。28話~
私には子供がいます。
血のつながりの無い子供です。
昨年、父になりました。
本音を言うと20代の頃には考えられませんでした。
血の繋がりの無い子供を持つなんて。
だから、娘が
「お父さんではない。」
と言う気持ちも分からないではない。
しかし、今では大切な私の娘です。
血のつながりは関係ないんだなと思っています。
お友達と帰れずに落ち込んでいた娘。
翌朝も、どこかエンジンがかからない感じ。
心配しながらも、見送る。
この日はずっとソワソワ。
転校はやっぱりハブられるのだろうか?
とか、まさか!
いじめられてるのではないか!!
考えて見たり。
自分の事でもここまで気にした事ないのに・・・
学校が終わり、待ち合わせの場所に行くと。
初日とは違うお友達と歩いている娘。
「あっ!しんごさーん」と
僕の方へ歩いてくる。
私の心配をよそに、めちゃくちゃニコニコして
来るではないか。
新しいお友達が出来たと教えてくれた。
そして、新しいお友達が一緒に帰ろうと言ってくれたようだ。
一安心。
帰りの車の中で
「昨日、しんごさんが言った通りだった!悪い事あっても
美味しい物食べて気分転換したら、良い事起きた!」
こどもの純粋さに心打たれた瞬間でした。
何もかも、初めての経験。
ましては、新しい学校での生活。
不安もあるだろうに、大きなランドセルを背負って
毎日学校に行く。
そして、色んな経験をして大きくなっていくんだなと
感じて車で今日あった事を聞きながら帰るのでした。
その車の中は、昨日とは大違いの弾んだ声で
学校で合った事を教えてくれました。
今日も、一日頑張ったね!
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しんごぉ↑↑
沖縄でラジオパーソナリティ、アーティスト、動画編集
デザイン、イベント関係をしながら活動中。
シングルマザーの妻と結婚し、娘が出来た事をきっかけに
noteを書き始めました。
娘とのこれまでを振り返りながら、家族とは何か?
を考えながら書き綴っております。
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