おばあちゃんのパウンドケーキ
こんにちは、シンゴです。
妻から「おばあちゃんのパウンドケーキ」という物語を聞いた時、面白いなぁと思う反面、気を付けないとなーと思ったのでそれを今日は書きます。
おばあちゃんはパウンドケーキを焼くとき、いつも角を切り落としていたそうです。
それを覚えていたお母さんもパウンドケーキの角を切り落とし、娘も同じようにしていました。
ある時、娘が「なんでパウンドケーキの角を切り落とすんだろう」と疑問に思っておばあちゃんに聞いてみたら
昔のオーブンでは角を丸めないと入らなかったから、と聞いて
お母さんも私(娘)も意味のないことをやっていたんだな、
と気付くお話し。
なんだか微笑ましいお話しですが、実生活でこういうことって結構あるなぁと思いました。
例えば僕の両親は風邪を引いた時なんか、昔から「たくさん食べて、たくさん水を飲んでいっぱい寝なさい」と言ってました。
現代では必要な栄養素をしっかり摂ることは大事だけども、消化はエネルギーを使うから食べ過ぎに注意と言われています。
また、僕が小さい頃に野球をやっていたんですが、当時は飲み物は休憩まで我慢しないと精神力が強くならないなんて言われてました。
今考えると笑っちゃいますよね。いや、笑い事じゃねぇな。
祖母は「投資はお金を投げると書いて投資だから絶対やめなさい。借金はせずに貯金しなさい」と口を酸っぱく言い続けています。
祖母の時代は預金金利が10%とかで、当然借金利息ももっと高いのが当たり前でしたから、そういうのも頷けます。
ただ、今は預金金利も借入利息もものすごく低いです。
政府もNISAを勧めるなど、投資の時代です。
つまるところ、車や家などの購入時はなるべく現金支出を抑えて借金をして、その余った現金の一部を投資に回しましょうという時代。
でもアメリカの家庭の投資率が55%なのに対して日本は16%と低いということは、おばあちゃんのパウンドケーキをやっている人、結構いるんじゃないかなぁと思ったり。
もしかすると若い頃、小さい頃に両親や祖父母に教わってそのままそれを信じている、角を丸めたパウンドケーキが実はたくさんあるのかもしれません。