【リレー台本】スポーツの秋(8)

スパンキープロダクションの芸人による『リレー台本』企画の第二弾を行っております。
内容は「スパンキーの芸人数人でリレー形式に台本を書き足していって、ひとつのネタを完成させる」というものです。
今回の参加者はひこーき雲佐藤、センサールマン山﨑仕事人、高田、ボーカル、オイカゼワサダ、純情ポパイ山田の全6人で、全員を2周(12ターン)で完成となります。



▼第一弾も含めたまとめのマガジン▼


今回は僕、純情ポパイ山田です!
それでは、ご覧くださいませ。


【コンビの設定】

A→ボケ(30歳前後、関西出身、元帰宅部)
B→ツッコミ(30歳前後、関西出身、元サッカー部)
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

【漫才:スポーツの秋(8)】

A:「例えばずばりこれ!」

B:「ほぅ!」

A:「…」

B:「…」

A:「…ん?」

B:「なに今の時間⁉︎考えてる競技を言ってくれよ?」

A:「だからこれやんか、もうやってるよ」

B:「は?」

A:「その競技はずばり“漫才”やんか」

B:「どういうこと?」

A:「だってさっきから自分、大きな声で叫んだりコミカルな動きを繰り広げてるやろ?」

B:「ツッコミや、これは!コミカルって言うなよ」

A:「オレにしたところで、ザクザクに走ったりジャンプしたり転げ回ったり、これって結構な運動量やで?」

B:「それは話の内容によるやろ」

A:「これをスポーツ漫才として普及させれば言い出したオレらが1番や」

B:「なんやねんスポーツ漫才て⁉︎ほんで漫才なんか競技人口多いわ。毎年M-1何組出てると思ってんのよ」

A:「大丈夫や。スポーツとして漫才に取り組んでるの、オレらと巨人師匠ぐらいのもんや」

B:「巨人師匠も違うわ!ほんでオレを巻き込まんといてくれよ!そんなつもりないわ」

A:「まずスポーツとして普及させるからには安全性に配慮せなアカン」

B:「漫才に危険性がないねん、まず!」

A:「漫才中はヘッドギアとグローブの着用が義務とする」

B:「ボクシングの漫才しか出来へんよ⁉︎」

A:「素手で頭を叩くなんてあり得へんよ、そもそも。漫才中の水分補給もありにして、長尺のネタはインターバルを取って舞台袖で休憩しよう」

B:「間悪なるわ!」

A:「漫才中の不慮の事故を防ぐためや」

B:「なんやねん、漫才中の不慮の事故って!耳馴染み無いわ」

A:「ええか、漫才はスポーツや、笑いは二の次や」

B:「漫才は漫才や!笑い取ったら何が残るねん」

A:「漫才は笑いを取るもんやろ」

B:「意味変わってるわ!」

A:「漫才で身体を鍛えてM-1を目指すねん」

B:「どういうこと?」

A:「マッスルワン、グランプリや!」

B:「しょうもないねん!オレが言うてる競技はそういうことじゃないねん。もっとスポーツらしいものは無いの?」

※次はボーカルさんです!


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